ときメモ4・アイマスDSの"隠し玉"発覚タイミングに見る口コミの威力

発売直後の『ときメモ4』にて、「どうしてこうなった」としか言いようの無いヒロイン『大倉都子』の存在が発覚し、各所で話題沸騰しています。
要するに、

これが。

こうだった。
いや、なんでだよ(笑)。

詳しくはこのへん参照ということで。「時代を反映してますね」「ときメモ1でストーカーいたこと考えると正当進化」とか、賢者どもの悟りきったコメントがもう、日本はじまりすぎて終わってたと言わざるを得ません。
これを見て思わず机から「ガタッ」と身を乗り出してしまったあなたは色々と駄目まってますけど、知り合いにこの話題聞いて「やべPSP持ってるどうしよう……」とか「そろそろヤンデレから『めんどくさい子』ってサブカテゴリが独立するころかもしれん」とかつぶやいてた僕も人のこた言えません。や、めんどくさい子かわいいよね。
売り上げに影響出てるかどうかは調べてみないとわかりませんけど、恐らく話題になったことでそれなりのブーストはかかってるんじゃないかなあと。つい先日の『シュタインズゲート』、そのちょっと前の『ラブプラス』ともに、発売後のネットでの口コミブーストはかなり大きかったそうですし。この二つはどちらもゲーム内容全体の評判が良かったということで、こういう"隠し玉"イッパツのパターンとはまたちょっと違ってくるでしょうが。


で、今回の記事で比較するのはそこではなく『アイマスDS』。


ディアリーステーション第1回(1/4)

アイマスDS版ヒロイン『秋月涼』は噂どおり……

はい、「ぎゃおおおおおん! 男だってことが、ばれちゃうよお〜」で有名なあの涼ちんですね。ええ、これも当時は無茶苦茶話題になりまして、その後も「スーパーおち○ち○アイドルの登場は革命だった」とか各所で色々とネタにされております。比較対象としては同じコナミの『ラブプラス』よりもむしろこちらのほうが近いパターンなのではないかと。*1


しかし、ケースとしては確かに近いのですが、口コミという観点で見るとこの二つには大きな違いがあります。発覚タイミングですね。アイマスDSの涼ちん男の娘はニコニコ動画の公式チャンネルでゲーム発売前に発覚しました。対して大倉都子さんヤンデレ疑惑は発売後*2にユーザーの手によって発覚しました。
つまり、アイマスDSの涼ちんを見て「マジかwww」となったユーザーは予約しかできなかったのに対し、ときメモ4のアレを見て机から「ガタッ」と身を乗り出したユーザーはすぐに現物を買えてしまうわけです。これ受け止め方としては近くても、売り上げに対する影響は段違いなんじゃないでしょうか。
ちょうど『ときメモ4』が発売する前にオフで「涼ちんの扱い方もったいないよねー。あれは二次ブーストに使う情報だろ!」って話を聞いてまして。ああ、そりゃ確かにそうかもなあと思っていたんですが、直後に露骨な成功例が出てきたのかなあと。


いやまあ、オフでそう言ってた人は発売前からそう思ってたみたいですが、僕にそれを先に予測できたかと言えば後出しじゃんけんの感はいなめません。それにいちニコ厨の僕としては、ニコニコ動画アイマス公式チャンネルであの事実が公開されてコメントが盛り上がってるのを見るのは、無茶苦茶楽しかったんですけどねー。

追記

ときメモ4」にはまだ仕込みがあったらしい……コナミ狡猾すぎだろ(笑)。

さらに追記:真の姿はそれどころではなかった

……これはすごい。
幼馴染と見せかけてヤンデレ、と見せかけて、その実態はゲームシステムを逆手に取った新型ヒロイン! 一時的なヤンデレ化など都子さんにとっては第一段階の変身にしか過ぎないと。ゲームシステムが例外的に破綻することによってヒロインのかわいさが補強されるってマジかい……コナミすげーわ。
OKOK、これが最後のひと押し。『ときメモ』は1〜3どれもやったことなかったので迷ってたけど、ポチります。

*1:男の娘はシュタゲにもいるけど、あっちはよりエロゲのフォーマットに近いゲームなのでアイマスDSほどのインパクトは無かった。エロゲでは男の娘など既にごろごろいる。

*2:早売り情報なので正確にはほんのちょっと前でしょうが