アイマス公式音源の人気動画　ゲーム収録曲編

元記事はあまりに長すぎて一覧性に難があるので、カテゴリごとに個別エントリ化。まとめて紹介していた動画を三つの記事に分けました。
他の紹介記事はこちら。

−ゲーム収録曲−

ゲーム収録曲編では、アイドルマスターゲーム本体に収録された全１６曲の代表的な人気動画を紹介します。音楽ソースはMA等に収録のM@STER VERSION（完全版音源）、リミックス音源なども含みます。

THE IDOLM@STER(主題歌)

わりとオーソドックスなステップが多いせいか、この曲の振り付けは間奏部にはめ込まれることが多いです。

◆アイドルマスター　THE IDOLM@STER　ACM　M@STER VERSION (あずさ･千早･真) Ver.2.1
まずは全てはここからはじまった、ということでアイマス主題歌の「THE IDOLM@STER」から王道のM@STER VERSIONをひとつ。「M@STER VERSION」はゲーム内で流れる曲が、CD版に収録されてゲームの音源より高音質でロングバージョンになったいわゆる完全版音源というやつ。もちろん尺が合わないので動画は編集されています。
ニコニコのアイマス動画黎明期はこのようなM@STER VERSIONに合わせて動画を編集したものがけっこう多く、別曲と合わせるにしてもなるべく自然にダンスと合わせるような系統が主流だったため、どれがMADでどれが公式動画そのままなのか一見さんにはさっぱりわからないという現象が頻繁に発生しました。当時は「公式動画に見えるけど、実はこれめちゃくちゃ凄い編集してるんだぜ！」みたいなコメントをよく見かけた。でもその後、無編集の動画は当然一定以上は増えることはなく、対して編集されたMAD動画は無尽蔵に増えることから、いまではそんな区別自体がほぼ無意味なものとなっています。
この作品は「アイマス愛にあふぅれる」ねこP作。このひとは公式音源のデキのいい作品を順番に巡ると高確率で遭遇する作者さんで、今回のまとめにもたくさん混じってきてます。

◆アイドルマスター with 地球防衛軍３ＯＮＡＩＲ
一転してつい最近の動画。何回見ても「サー・イエス・サー！」のところで吹いてしまう。

◆THE OS iDOL M@STER MAD 高画質
ふたばちゃんねるのOS擬人化キャラとアーケード版アイマスのMADです。逆にこちらはかなり古い作品で、たぶんこれニコニコ動画の開始前からあるんじゃないかな。少なくとも僕ははじめてニコニコ動画を見る前からyoutubeやステ６で見てました。今見ても全く見劣りしませんね。

太陽のジェラシー

冒頭のぴょんぴょん跳ねて腕を上下させてから滑るように移動する振り付け、いいですよね！　特にトリオバージョンのちょっとずつズれた３人の位置付け、動きの途中に曲のタイトルが挿入されるタイミングは神。冒頭で曲とバッチリ合わせていいカメラワークでこの動き見せられたりしようもんなら、もうそれだけで脳汁ドバドバ出ちゃいます。

◆THE iDOLM@STER アイドルマスター天海春香太陽のジェラシー M@STERVERSION
太陽のジェラシーは春香の持ち歌。春香ソロの公式音源MADはコメントの有り無しで露骨に印象が変わるのが特徴。
普通に動画に飛んでもらってもいいんですけど、特に面白いコメントが多かった時期のをマイメモリーで残してあるのでどうぞ。

→http://www.nicovideo.jp/watch/1195440358
バックコーラスの「＼クリリン／＼気円斬／」、サビの「春香司祭」弾幕、そして最後の「便器便器便器便器便器」……いや反則だろこれ。
春香ソロの「太陽のジェラシー」と「蒼い鳥」は思い出したように聞きたくなるんだよなー。

◆アイドルマスター　太陽のジェラシー　(雪歩　RCNicoEdit)
定番音声いじり職人fftq氏の癒し系リミックス。泡弾幕が良い感じです。ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅんっ。
☆薄幸P

蒼い鳥

バラード系の曲と合わせた作品はほとんどこの曲の動きが中心になってます。
手を水平にして振り返るシーンで、あのアップのカメラワークに気付いたRidgerPはやっぱ凄いよね。L4U発売後はああいうぱっと見では気付かないカメラワークの魅力を追求した動画がたくさん発表されるのではないかと予想します。

◆THE IDOL M@STER アイドルマスター蒼い鳥 M@STER VERSION 千早あずさ
とかちネタやπタッチあたりからアイマスに入った人が千早、あずさあたりの歌うガチソングを聴いて度肝抜かれるというのは良くあるパターン。千早の歌う「蒼い鳥」はその最もわかりやすい例の一つで、アイマスというゲームのイメージが一気に広がる威力があります。ああ、こりゃただのネタゲーじゃないぞと。

◆IDOLM@STER アイドルマスター春香鳥春香-蒼い鳥ソロ
◆アイドルマスター　蒼い鳥ピアノ演奏に春香さんが
◆アイドルマスター閣下 with 蒼い鳥ダンサーズごまえ鳥
でもそんな曲もネタにしちゃうのがニコマスなんだよな。元々あまり歌が……えー、その、お上手でない春香さんの中の人とこの「蒼い鳥」の相性はそりゃあもう最悪でして。普通に歌わせてもかなりアレなのに、職人がさらにおもしろがって音いじったりするもんだからとんでもないことに。
「神演奏」ということで話題になった蒼い鳥ピアノ演奏ですが、個人的にはこのマッシュアップで春香の「（・3・）トブー」「ｽﾞｺｰ」「わ――――――――――！」を一気に広めてくれたことが最も大きな功績だと思ってます！　最悪とか言ってるけど僕は大好きですよ？　春香の個性的な歌声って何回も聞いてるうちに中毒気味になってくるんですよね。いやこれネタじゃなくマジな話。
「蒼い鳥」の音をいじって「GOMYWAY!!」にあわせてしまうという、気が狂ったとしか思えないコンセプトの「ごまえ鳥」シリーズはほかにもたくさんあるので必見。すっかり開き直ってむちゃくちゃ楽しそうな感じの千早バージョン、やよいの極楽鳥バージョンなんかもたまらんものがありまっせ。
◆タグ検索 - ごまえ鳥

FirstStage

◆アイドルマスターシャングリラステージ！！オールスター電気グルーヴ
 電気グルーヴのシャングリラとのコラボ。公式音源ＭＡＤはこのような音弄り系が多いのも特徴の一つ。

おはよう!!朝ご飯

この曲の振り付けは動きにメリハリがあって使いやすいのか、色々なMADの見せ場で多用されている印象があります。両腕を万歳ポーズに上げてから下げる通称「荒ぶる鷹*1のポーズ」もこの曲から。他に多用されてるのだと、三人が交互に肩をクイクイっと揺らす動きもいいですよねー。あと残影拳→裏拳もこの曲の振り付けだ。

◆アイドルマスターおはよう!!朝ご飯やよい伊織亜美私服
しーなPのノーマルPVロリトリオ朝ご飯。うーん、お遊戯会だ……。

◆THE IDOLM@STER アイドルマスターおはよう!!メカご飯〜メカ千早ソロver〜
千早におはよう!!朝ご飯を歌わせるとメカっぽい歌い方（通称メカご飯）をします。メカ千早が広まったきっかけはこれ。

◆おはよう !! メカご飯（VOC@LOID ver.）
◆アイドルマスター　"おはよう！！朝ご飯"　メカオスver.
◆アイドルマスター　メカ千早プロトタイプ　おはよう!!朝ご飯(完成版)
で、例のごとく職人が調子に乗って色々とやると。
MEIKOで作られた「VOC@LOID ver.」の投稿日付に注目。これ発表されてるの4月ですよ4月！　初音ミクでブームが来るずっと前の話です。ニコニコの最古のVOCALOID作品の一つでしょう。
☆薄幸P

魔法をかけて！

◆アイドルマスター　りっちゃんのまほうがとけたよ！
魔法をかけて！は律子の持ち歌。リッチャンハ、カワイイデスヨ。
この動画を見ると実はりっちゃんにはリミッターがかかっていることに気付く。

◆シンデレラガール　菊地真　「魔法をかけて！」
えこＰ作品はもともと音源や動画の再構成はあまり行わずにキャラやステージを激しく加工したものが多く、特に初期の忍者〜シンデレラガールあたりはＭＡＤというより、新しい機能のついた次世代のアイマスを見せられている気分になります。
☆薄幸P

9:02pm

◆THE IDOL M@STER アイドルマスター 9:02pm あずさ千早真 M@STER VERSION
非常に丁寧な作りのM@STER VERSION動画。ラストの「好き……」の破壊力が凄い。

Herewego!!

「めっ！」「きゅっ！」「ほっ！」と言えばコレ。単体でとても破壊力の高い振り付けなので、上手く動画の見せ場に組み込めば大量殺戮兵器と化します。
この曲でまず思い浮かぶのは旧天国系なんだけどなー。

◆アイドルマスター雪歩ソロ　Here we go!! エンジェルメイドナース
編集一切無しのノーマルPVですが、あまりの衣装、振り付け、キャラのマッチ具合に萌え死ぬ人が続出。ナムコはやっぱ凄いと改めて思わせられる動画。

◆アイドルマスター　如月千早　「Here we どーん!!」
オプティックブラスト！

エージェント夜を往く

◆アイドルマスター　エージェント夜を往く（M@STER VERSION)　真　再UP版
β時代からのニコニコファンなら「エージェント夜を往く」といえば「とかちラーメン大盛り」が真っ先に思い浮かぶでしょうが、これ本来は真の持ち歌。真の持ち味を生かしきったパワーのある曲で、ネタイメージを覆す作品として愛され続けています。M@STER VERSIONシリーズのＭＡＤで最も人気のある作品の一つですね。

◆エージェント夜を往く-M@STERVERSION-（真ver.β）　〜アイドルマスター〜
◆エージェント夜を往く - M@STER VERSION 2nd Mission - アイドルマスター
真と言えば真っ先に思いつく「真専門職人」きゃのんPのM@STERVERSION、さらに↑の決定版M@STERVERSION動画作者ExceptionError氏*2自身によるリメイクが続けざまに来たので追加しておきます。高音質というより、超音質。

ポジティブ！

◆THE IDOLM@STER アイドルマスターポジティブ！ M@STER VERSION by 亜美＠とかち
◆アイドルマスター　ポジティブ!　(雪歩　OreOreEdit)
M@STER VERSIONとリミックス版を一つずつ。「なーやんでもちーかたない」「私のことを一番しってるのは誰すか？」。
☆薄幸P

relations

relationsとごまえーは箱○版で追加された新曲のため非常に人気が高く、したがって人気動画もたくさん。

◆アイドルマスター　relations m@sturbation take2
そんななかから代表作を一つ選ぶとしたらやっぱこれかな。ついこないだ祭りを引き起こした蔵人Pの初期の名作「relations m@sturbation」（誤字じゃないよ）のリメイク版。数ある公式音源のMADの中でも飛び抜けて強烈な作品です。これの無印版でアイマスMADにはまったという人も多いはず。
relationsという雰囲気を掴むには、まずこの動画を見るのが効果的でしょう。これを最初に見てから以下で紹介する動画を見ると、いかに強烈なギャップがあるのかがよく理解できてグッド。

◆アイドルマスター relations 亜美とかちロリ演歌 (高画質版) ver2
◆アイドルマスターとかち relations 和風 Ver.3.1
とかちラーメン大盛りと共に初期のとかち人気を象徴するとかちロリ演歌と、そこから発展した和風バージョン。
ロリ演歌はMADじゃなく普通のゲーム動画です。独特のダミ声と妙に演歌っぽい歌い方から、そのまんまで強烈なネタ動画としてウケちゃったんですね。何もいじってないのにとかちが歌うだけで↑の美希、千早バージョンから１８０度イメージが変わってしまう。
和風バージョンはそのイメージをさらに発展させて和太鼓や鼓の音色を合わせたもの。これがまたぜんぜん違和感ありません。

◆IDOLM@STER アイドルマスター relations やよい脳内version
◆アイドルマスターやよい relations MBF Ver. (BPM142)
そして、歌い手によってイメージが一気に変わると言えばやよいの得意技。どんな深刻な曲だろうがやよい色に塗りつぶしてしまう特有のほんわかほのぼのとした空気は、「やよいゾーン」と呼ばれ親しまれています。
relasionsは「あの子にもしもあきたらすぐに呼び出して」というような歌詞なのですが、やよいが歌うと案の定とっても脳天気な雰囲気に。で、「これ歌詞の意味わかって歌ってないよな？」というイメージを発展させた職人が「脳内バージョン」と称してさらにお花畑なBGMと合わせてしまうわけですな。
先に紹介した「ごまえ鳥」シリーズなどもそうなのですが、曲のイメージが共有されていることを意識した上でそれをぶち壊すというのはアイマスのネタ動画の王道のひとつです。

◆アイドルマスター雪歩 relations 【死にそうなんていわないでMIX】
こっちは雪歩にrelationsを歌わせるとすんごくつらそうに聞こえることを利用して、それをさらに強調する方向に編集されたリミックス。
まず王道があり→別キャラに歌わせることでキャラごとの特性が出て→それを面白がった職人が強調したMADを作る……という流れは、アイマスＭＡＤを楽しむならおさえておきたいところ。それを意識するかどうかでだいぶ面白さが変わってくるので。
☆薄幸P

ヤンデレ？

私はアイドル

この曲の最後の腕を複雑に組み合わせてウインクで締める振り付けは締めに最適で、ラストを「私はアイドル」の締めと合わせている作品はかなり多いです。

◆アイドルマスター私はアイドル M@STER VERSION やよい伊織亜美
しーなＰ初期の名作。このひとアイマスのダンスとキャラクターの魅力をそのまんま伝えるのがとっても上手いんだよね。アイマス動画を見れば見るほど、しーなＰ作品を繰り返し見る楽しさは上がっていくわけです。長期ヒットの動画が多いのはそれが原因のひとつだと思う。一番最後の「のっ！」を遅らす演出はずるいって！
しーなＰ作品に限らず、M@STER VERSION系の動画は基本的にどれも元々のダンスと曲の魅力を過不足なく伝えるというのがコンセプト。そういうものを先に見て王道を理解しておけば、それを崩したネタ系動画も芋づる式に楽しめるので世界が一気に広がります。今回の公式音源動画まとめはそれが一番の狙い。

◆アイドルマスター　私はアイドル　美希、真＆やよい (fps修正版)
技術力のある変態クーマＰのデビュー作*3。変態王は最初からやっぱ変態だった！
☆薄幸P

あいつはＮＥＥＴ！

思い出をありがとう

◆アイドルマスター思い出をありがとう QUINTET VERSION
またねこＰか！

MyBestFriend

◆THE IDOLM@STER ｢My Best Friend｣真ソロ＠私服ブルマねこ
◆アイドルマスター　MyBestFriend　律子　【デュオ】
ひっじょーに自然ですが、真の本来の私服はズボン。ブルマは合成です。ボーイッシュな部分が強調されて、歌声も力強さが前面に出ていることから男扱いされたりする真ですが、曲目や衣装の違いによっていきなり強烈なかわいさが見えてきたりします。そのギャップにやられてしまった状態を俗に「まっこまこにされる」「ふるまっこ」と呼ぶとか呼ばないとか。
2個目のは毎日律子の動画をUPし続ける「日刊秋月律子」で有名なみんくPのダブル律子。まあいっぺんタグに跳んでみてください、これUPしたの全部みんくPらしいですよ。

GOMYWAY!!

アイマスのムービーがなんかすごいぞ！　と最初にネットで大きく話題になったムービーの曲がこのごまえー。箱○版で追加された曲のひとつでrelationsと並んでトップクラスの人気曲なので、人気動画も当然多いです。

◆アイドルマスター　ロケットガール　高槻やよい　｢GO MY WAY!!｣
代表作はやっぱこれでしょ！　「GOMYWAY!!」の代表作というには動画のインパクトが強すぎるけど、まず思い浮かぶのは発売前のトレイラームービーを抜きにするとやっぱりこれ。キャラを手動で切り抜いて別背景に合わせて踊らせるという手法はこれ以降一気に広まったけど、それで一曲丸々通しちゃったのはいまだにこれだけ。えこＰ無茶しすぎ（笑）。

◆アイドルマスター全員でGO MY WAY !! M@STER VERSION
◆GO MY WAY !!　十勝地方初回特典限定ver
◆THE LOWPOLYM@STER
「GOMYWAY!!」を使ったMADはアイマスMADに限らずニコニコにはたくさんあって、人気動画は枚挙に暇がありません。

まっすぐ

◆IDOLM@STER アイドルマスターまっすぐ全員verエンディング風
全キャラクリアしないと聞けないという全員verの「まっすぐ」を使った動画。最後に見るとグッときますよ。

−ゲーム内ＢＧＭ／音声−

てってってーってってっててー♪
アイマス職人の執念は凄いもので、ＡＤＶパートのＢＧＭに合わせたりセリフをリミックスして楽曲化してしまったものなど、本来はＭＡＤにならないはずのものまでＭＡＤ化されています。

◆アイドルマスター　てってってー
てってってーってってってってー♪　のBGMと共にひらすら踊りつづけるだけの動画。それだけなのにむちゃくちゃ楽しい。アイマスというゲームのポテンシャルの強さを端的に表している作品と言えましょう。
ちなみに、この動画コメントに何を書いても語尾に「てってってー」を付けるのがお約束になっているため、「てってってー」をNGに入れるとコメントが限りなく０に近づきます。

◆アイドルマスター春香「ふふふーん♪ふんふんふふーん♪」を鼻歌で
◆伊織さまが暇すぎてぽっぽっぽー　アイドルマスター
◆アイドルマスターてってって〜　時代劇風
さらにてってってー派生もの３つ。鼻歌のリズムをてってってーにしちゃったりぽっぽっぽーくるっくるっくるーを合わせちゃったりゆったりとした和風のリズムと音でてってってーを再現したり。アイマス音弄り職人のレベルの高さと執念は異常。
というか、てってってー愛されすぎですね。
この愛され方の一因には週マスの影響が少なからずあると思われます。

◆アイドルマスター春香「ふふふーん♪」を別の曲に
鼻歌からさらに連鎖。春香さんが暗黒面に堕ちる。