アイマス2騒動とはなんだったのか? 〜『敷居の部屋の困惑-How can be "The world is all one"?-』
※追記:通販対応開始しています。
今回は緊急特集の形でお送りしています。
様々な問題が起こったアイマス2騒動。竜宮小町問題、ジュピター登場、CD 関連疑惑、署名運動、公式の広報への疑念。
どこでボタンが掛け違ったのか。そして結果、何が残ったか。ほとぼり冷めず、あえて熱さが残る中、今回の騒動から産まれた、出来る限りのナマの声を届けたいと思います。
――冒頭解説より
たいへんお待たせしました。サークル敷居亭、冬コミ新刊告知です。*1
配布場所と日時はこちら。
- ブース:12月31日(金)(3日目) 東地区“R”ブロック−18a サークル名「敷居亭」
- 委託先:12月30日(木)(2日目)西地区“す”ブロック−33b サークル名「ライトノベル積読会」
3日目の自サークルのブースに加え、2日目も委託でライトノベル島に置かせてもらってます。直前の急な要請にもかかわらず、快く承諾していただけてありがたい限り。ライトノベルにも興味ある方は是非こちらにもおこしください。
(※委託先追加)
恒例のいずみのさんのサークルとの相互委託および、TYPE-MOON島に出すお友達のA-kiyamaさんのサークルにも少量ですが委託させていただくことになりました。TYPE-MOON島はアイマス島とも近いので、ルート選択に困った方はご検討ください。
さて、他にも色々とお知らせしなければいけないことがあるのですが、まずは肝心の内容紹介から。
『敷居の部屋の困惑』-How can be "The world is all one"?-
表紙イラストはPresents Vol.1に続いて上田夢人さん。どこかで見たことのある絵ですね!
そして裏表紙イラストはハリくらふとさんとくらふと3世さんとバイオくらふとさんとくらふと汁さんとくらふゃどさんとクラフトスンとホワイトアッーブラッくらふとさんが担当。どこかで見たことのある絵柄ですね!
今回の本は出来るだけ多くの人に手にとっていただきたい内容なので、価格はなんとかワンコインに抑えました。しかし、値段には比例せずに内容は濃いですよ。
コンテンツ
タイトルと目次で皆さんもうおわかりかと思いますが、今回は「緊急特集:アイマス2騒動とはなんだったのか」と題し、丸々一本『アイドルマスター2』についての本になりました。というか、まあ要するに……
これについての話ですね。
アイドルマスターコミュニティをいつ終わるとも知れぬ混乱の坩堝に叩き込んだアイドルマスター2関連の一連の騒動。この手の状況によくあることとして、さんざん混乱が広がった末に、最後にはわかりやすく単純なアングルしか残らないってパターンがあります。
例えば、日刊サイゾーはこの件を過去の「かんなぎ騒動」と比較した上で、実態などそもそも存在しないネットだけの空虚な騒動だ、とバッサリ切り捨てました。
さて、本当にそうでしょうか? 騒ぎたいだけの人以外にショックを受けたファンなど、ほとんど存在しない?
……アイマスファンがどう思ってどう動いたのかを知りたいのなら、ファンに直接話を聞けばよいのです。「社会批評の著書を持つフリーライター」にではなく。
※追記:その後くだんのライターの赤木氏とTwitterで少しやりとりがありましたが、「ファンに聞けばいいのに」って突っ込みは的外れでした。サイゾーの記事がそこをフォローしていないだけですね。
幸いアイマスコミュニティは、プロデューサー名を持つ人物であふれかえった世界です。本名じゃないにしろ、信頼性の高いインタビューを取れる相手はいくらでもいる。会おうと思えば直接会うことのできる相手だって少なくない。間違いなく現実に存在するファンですね。
そこで今回の新刊。コンセプトはとにかくアイマスファンの意見を可能な限り集めまくり、それを形にして残すことです。
インタビュー対象は漫画家・イラストレーターの上田夢人さんにはじまり、ニュースサイターのゴルゴさん、ニコマスPの狡猾全裸富竹P、(ゆウゆ)P、rumbaP、コスプレイヤーの火月さん*2、ベテランブロガーでプログラマーのただただしさん、フリーランス活動開始が話題のマスクマン、リア住蝉丸Pに至るまで、かなーり幅広く聞いてきました。期待してかまいません。むちゃくちゃ面白い内容です。
さらに、不特定多数の方の意見も集めるためにWebインタビューも実施して、総計875名ものご協力をいただきました。
数値のまとめをグラフ化して分析した記事の他に、記述欄に大量に書き込まれた熱い意見も一部抜粋して収録されています。
インタビューの回答数よりも何よりも驚いたのは、この記述欄の充実でした。厳しい意見、面白い意見、気楽な意見からサークル敷居亭編集部へのご批判まで――本のコンセプトを考えれば本来なら全て収録したかったのですが……
↑問12の自由解答欄のみのプリントアウト。
全部で7万字オーバーはさすがに無理でした。むちゃくちゃ分厚くて高い本になってしまう。
正直言うと、もうこれだけマジな意見が集められて本が完成した時点で、目的の8割は達したようなものです。他にも合間合間に編集部内で手分けしてコラム入れたりして、かなり興味深い内容の本にはなってると思うので、出来るかぎり多くの人の目には触れて欲しいですけどね。
コピー本:あえて今振り返る アイマス・ニコマス用語集(準備号)
あと、今回は『困惑』だけじゃなくアイマス・ニコマス用語集(コラム集)のコピー本も配布する予定です。
もともと本編に収録する予定だったものなのですが、もう本編は意見を集めまくるコンセプトのみで、コラムはかみ合うもののみを抜粋してきれいにまとめたほうよいだろうということで、バッサリ削られた原稿です。来年あらためて本格的なのを皆で作り直そうかという意見もあって、今回はとりあえず準備号として、コピー本を作ることになりました。原稿はもう揃っているので、完成しないということはない……はず。どれくらい費用かかるかはっきりしないので、価格はまだ未定です。
追記:編集部座談会をWeb公開予定
もともと入れる予定だった原稿は用語集の他に「サークル敷居亭編集部座談会」ってのもあったのですが、これがまたえらい分量に膨れ上がってしまいまして……いろんな人の意見集める本で編集部の座談会が紙面のそうとうな割合を占めるのはどうよ? ってことで未収録となっています。
そのまま本に収録可能な状態になってるので、後でWeb公開する予定です。合わせて編集部ニコ生もやるかも? 続報をお待ちくださいな。
追記:通販・委託について
これまでと同様、コミケ配布で残ったぶんは個人通販およびショップ委託もする予定です。
ただし、内容的に時期をはずしての増刷は考えにくく、残り部数もけっこう少数になると思われますので、確実に手に入れたいかたは会場までいらしてくれるとありがたいです。