なぜ人はなんでもかんでもDB化したがりますか

そもそもデータベースとはその名のとおりデータの基地という意味であり、ある一定の規則にしたがい羅列されたデータを好きな状態でいつでも取り出せるものであれば、すべてデータベースであると言える。たとえばWeb上のWikiのような自動で動いているようなDBの中身も、実際は問い合わせ型のSQL文によって動いており、検索項目をクリックしたと同時に内部で「SELECT 名前,説明 FROM WikiTABLE WHERE 〜」のような問い合わせ文が……というようなお話をするつもりはありません。


前置きが無意味に長くなりましたが、ではなんの話かというとデータベースって男のロマンだよね、というお話。RPGのステータス画面とかPCのスペック表とかゲームキャラの紹介文とか○○用語集とか。興味のあるものの情報が単純に羅列*1されているだけで人というものは快感を感じるようにできているらしい。 
本屋で売ってる「誰がこんなの読むんだよ?」と突っ込まずにはいられないぶっといゲーム攻略本なんか、まさにこの手の欲求に対応して作られたものでしょうね。需要、あるんですよ。攻略本を読むのって、実はゲームの役に立つとか立たないとかはどうでもよくて、単純に楽しいから読むんです*2
それが行きつくトコまでいってしまうと、辞書を頭から読むだけで楽しいという変態(失礼)が出来上がる。立派な活字中毒の誕生です。僕はそこまでいってないけど、お金が無いときによく辞書みたいな太さの攻略本を頭から全部読破していたものです。 
 
で、なんでこんなことを長々を書いているのかというと、実はこのサイトにエントリを投下するにあたっての理論武装だったり。
正直言って、「ある情報を元に価値ある考察を展開する」みたいなことが自分に出来るとはあんまり思えないんですよね。でも、単純なデータの羅列であっても、特定の人物にとって興味ある分野の話でさえあれば、そこに価値は生じるわけですよ!
というわけで、このサイトの基本姿勢は「データの羅列」に決定しました。なんかすぐにネタ切れを起こして大変なことになりそうな気もするんですが、大丈夫! いままで生きてきた20数年、新しいもののインプットが途絶えたことなんてありません。世の中には一生かけても読み切れない本が、遊びきれないゲームが、見切れないアニメが、ムービーがある。新鮮な燃料にはことかかない。そうして色々やっていくうちに、また新たに見えてくるものもあるんじゃないでしょうか。
 

以上をもって、サイト開設の挨拶と代えさせて頂きます。

*1:名前と簡単な説明だけでも十分

*2:少なくとも僕はそう