妹とは死狂いなり
昨日のエントリで「エロゲで狂っているキャラ」を適当に思い浮かべていると、異常なまでに妹キャラが多いということに気が付きました*1。僕は妹属性無いんですけど、狂気属性はど真ん中ストライクなのでけっこう好きな妹キャラ多いんですよね。
まあ当然といえば当然のことで、そもそも「妹萌え」ってのは禁断の香りがするから人気があるわけで、それは容易に狂気に結びつく。シリアス系のエロゲなら狂気を絡めて歯止めが効かなくなる描写でリアリティを出すのが常套手段でしょう。コメディ系だと作品自体のリアリティレベルを落として、普通にアリな世界観にしちゃってるものもあるけど。
そういうわけで、今日は昨日のエントリから芋づる式に引き出された狂気系妹キャラを何人かピックアップして紹介したいと思います。ゲーム自体どれもお薦めのものですので、興味があれば手にとってみてはいかがでしょう。
遠野 秋葉(月姫)
- 作者: 佐々木少年,TYPE-MOON,「真月譚月姫」製作委員会
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2006/08/26
- メディア: コミック
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秋葉は教科書のような狂気系妹キャラ。命削ってもいいくらい兄さん大好きだけど普段はめちゃくちゃ冷たい。あの頃はまだ用語も定着してなかったツンデレキャラですね。自分のシナリオのときはともかく、秋葉と対立することになるシナリオでは狂気に憑かれて変貌します。「私、手加減なんてしなくてよ。あなたが、許して下さいって謝るまで」「殺してあげる。」容赦ありません。選択肢ミスったらあっさり殺されます。あと主人公が本気でやると殺してしまいます。殺し愛です。最高ですね。
僕は正直言うと色々と我慢している秋葉シナリオより、開き直って色々とはっちゃけてしまった赤秋葉のほうが好きでした。ええ、もう初めてエロゲプレイしたしょっぱなからそういう嗜好だったんですね。別にエロゲやって染まったわけじゃなく、最初からそうだったという。シエルシナリオで目紅くして覆い被さってくるアルクのCGなんてたまらんもんがありました。当然デッドエンドは全てコンプリートしてます(笑)。
簸川 樹里(腐り姫)
- 出版社/メーカー: Liar-Soft
- 発売日: 2002/02/08
- メディア: CD-ROM
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香月 ちはや(鎖)
- 出版社/メーカー: リーフ
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: DVD-ROM
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あ〜、軽い紹介だけのつもりだったんですがつい色々と書いてしまった。これ以上やると1エントリとしては長くなりすぎなので、このへんで止めておきます。
余談ですが、僕の脳内エロゲランキング堂々の単独一位に輝き続ける「らくえん〜あいかわらずなぼく。の場合〜」の凄いところのひとつはこの妹属性の扱いかたですね。エロゲ制作会社の話だから妹萌えとかもさんざん笑い話のネタになってて、コメディだけどネタがネタだからわりとリアルでそういうのはナシな世界観に見えるんですよ。なのにヒロインのうち二人は双子の妹なんですよね。で、一応「義妹だけど」ってセリフを一言だけ言わせておいて、後はほんとに普通に恋愛させてしまう。別に狂ってるわけでもない。そして、それで何故か全然違和感がない。
「妹との恋愛には葛藤が無ければいけない」というエロゲの常識を一顧だにしないわけです*3。他にも「ヒロインは他の男との生々しい話を語ってはいけない」とか「たばこ吸ってはいけない」とか「当然一番好きな人は主人公でなければいけない」とかも全く気にしない。
まあそんなんだから一般受けしないんだろうけど。でも僕は大好きだっ!
- 出版社/メーカー: TerraLunar
- 発売日: 2004/06/25
- メディア: CD-ROM
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