視聴者の声を無視せず、そのまま受け入れもせず

アイドルマスター
なんかわかむらPのサイトが新作の「SUPER MUSIC M@KER」に合わせた感じのデザインで無茶苦茶かっこよくなってます。
あくまで新作公開中の冗談みたいですけど、わかむらPってたぶんこのへんのデザインも本職なのかな。冗談に見えない冗談、フェイクに見えないフェイク。実際音楽系のサイトのトップにこういう広告あるもんね。


本職といえば、最近ご自分の職業のアートディレクターってのをクレジットに出すようになりましたが、

アートディレクター(Art Director)とは、美術表現、芸術表現をもちいた総合演出を手がける職務を意味する。商業活動のなかでは、広告、宣伝、グラフィックデザイン、装幀などにおいて、主に視覚的表現手段を計画し、総括、監督する職務である。

アートディレクター - Wikipedia

こんな感じの職務らしいです。実際に手を動かすのは本人じゃなくてデザイナーって話だけど、普通こんな職に付く人は現場経験してきてるだろうし兼デザイナーってケースも非常に多そうだから、まあ本職ですわな。
Wikipediaの項目の下のほうに「日本のアートディレクター一覧」ってのが載ってて驚きましたけど、考えてみれば「広告・宣伝などの視覚的表現の総括」なわけだから、各種広告やらなんやらのクレジットで頻繁に名前が目に入って当然のポジションなんだな。わかむらPこのリストに普通に入っとるんじゃなかろうか。


さて、この新作「SUPER MUSIC M@KER」は、はっきりと「自信作です」と言い切りサイトのデザインを変えるくらい力を入れてるだけあって、わかむらP作品の中でもかなりインパクトのあるものになっています。
最近は抜きと固定カメラ活用による安定したペース・クオリティの作品供給が祟って、「似たような構図ばっかで飽きた」「凄いけどもういいや」みたいなことも言われがちでしたが……「Wow」「SSUとかち」そしてとどめに今回の「SUPER MUSIC M@KER」によって、マンネリ感を有無を言わさず吹き飛ばした感じですね。

わかむらP:ボカロ & 合作関連 by わかむらP - ニコニコ動画

アイドルマスター 美希 Wow PV風アイドルマスター 美希 Wow PV風

アイドルマスター とかちのシャイニングスパイラルウンコ PV風(比較付)アイドルマスター とかちのシャイニングスパイラルウンコ PV風(比較付)


あと毎回恒例のブログでの作品解説で少し驚いたと同時に納得したのがこの部分。

実は固定カメラのLongと センターのUpカメラしか撮影していない

春香 SUPER MUSIC MAKER PV風 - wakamura plex

「固定カメラのUPばっか」とか批判されがちでも、意見をそのまま受け入れて対応するんじゃなく同じ方向性で突き抜けてしまうというのは、いかにもわかむらPらしいなあ、と(笑)。初期のPSPSに繋がる流れもそういえばそんな感じだったよね。処女作で無駄なエフェクトどうこうとか叩かれてたけどそのまま突き進んで認めさせてしまった。
人の目を全く気にしないのはエンタメとしてはアレだろうけど、人の意見をそのまんま受け入れて作られた作品なんてつまんないもんねー。