『敷居の部屋の困惑』サークル敷居亭編集部色々ぶっちゃけ座談会 その1

こちらはサークル敷居亭新刊「『敷居の部屋の困惑』-How can be "The world is all one"?-」に全体の補足・総括の代わりに収録予定だった座談会です。分量が多くなりすぎ、かつ本のコンセプト的に編集部員の言いたいことはまあ後回しでOK……ということで本文から削られたので、Web公開することになりました。
本編を読む前に見れば、だいたいの雰囲気を察することができるかもしれません。ネタばれは後で! って人は本編後に読むといいかも?
ちなみに、はてなの文字数制限に引っかかったので記事を分割しています。こんなのはじめてだ!


参加者一覧
・damehumanoid(Dame)、raydive(ぶー)、SeiP(sei)、taitoku(tai)、YaSuYuKi(YSYK)、はじC(はじC)、レスター伯P(伯爵)、敷居(敷居)、DikeP(大工)、婿固め(婿固

発表当日、どう思った?

tai: 皆さんそろってますか〜?
一同: は〜い。
tai: では始めます。まず全ての発端9.18。僕はustreamで見ていましたが、リアルタイムで見ていた方は?
YSYK: 現地にいました。
伯爵: バイトの休憩中にustreamで音声だけ。
ぶー: ustreamで見ていた。
Dame: twitterで状況把握組。
敷居: 当日にTwitterで話題になってるのは確認してましたが、詳しい事情を調べたのは2、3日後です。
tai: じゃあYaSuYuKiさんの記憶からまずうかがいましょうか。
YSYK: 実は現地と言っても、整理券を手に入れられなくて、スクリーンだけ遠目で眺めてました。
tai: 雰囲気は何か感じました?
YSYK: 終わって皆が出てきたときは、極端に暗い雰囲気では無かったように覚えています。実際、中で見てた人ともその場で話したのですが、「Jupiterはちょっと予想外だったね」とかその程度でした。
tai: 他の皆さんもその場で感じたことがあれば。
ぶー: Jupiterに「そういう手で来たか」と驚いたぐらいかな。
伯爵: 僕は中継の音だけだったのでよくわからなくて、twitterでは寧ろJupiter歓迎派の意見の方が目に付いた記憶が。
ぶー: 中継の中でガミPがぽろっと「竜宮小町はプロデュースできない」と言ったので「ん?」と思って、とりあえず夜にファミ通のインタビュー記事が来るまでは静観してた。
YSYK: 「プロデュース出来ない」と言うことが明確になるには、夜のインタビュー記事が出るのを待たなくてはいけなかったですからね。
Dame: インタビュー記事中の石原Dの発言でようやく意味というか流れが見えた感がある。

疑惑のustream中継映像

敷居: ustreamの中継映像がニコニコ動画に上がって、それが「お葬式会場」というラベルでネット上に広まりました……あれはわりと後からつけられたアングルじゃないかって話もあるんですが、その辺はどうですか。

ustreamの中継映像

アイドルマスター2 『765プロダクション2010年度 決起集会』(3/4)
TGSの発表の様子は公式がUstream中継してネットに流されていた。その録画がニコニコ動画に4分割で投稿され、問題の発表部分については現段階で約43万再生されている。

ぶー: 発表後に会場が盛り下がっているとは感じた。
tai: お葬式はいいすぎかな〜。だってustream中は意味が理解できてなかったもの。むしろ会場では「?」だったのが、夜のインタビュー記事で「!」ってなった感じ。
YSYK: 会場にいた人も、状況を把握できてない様子でした。
ぶー: 夜のインタビュー記事でたたきのめされた人が多かったんじゃないかな。
敷居: 僕はまあ、両方かなあと思っているんですが。後からおもしろおかしく強調されたのもネット騒動の常だし一面の事実だけど、ネットでのみ騒がれた空虚な事件だったかっつーと、そりゃちと違うわな。
tai: 後で動画見ても一言だけですからね。「竜宮プレイできません」っていうガミPの発言は。僕、中継では聞き逃してたし。
伯爵: 僕は音だけだったので、逆に入ってきました。
敷居: 現実に話すことと記録に残る媒体で見ることはだいぶ違いますよね。リアルだとサラッと言われたらほんとに聞き逃しますから。
ぶー: ほんとにさらっと言ってたから。
Dame: あのP達を後ろから見れる視界はね、中にいた人にはわからんかったものが見えてしまう。
tai: ステージの前にゲームショーのプレイ動画が上がってたんですよね。それ見て「へーこうなるんだー」って思った辺りまでは、まだ無印のイメージ引きずってたと思うんですよ。で、発表受けてる間は、ぽかーんとしてて、気づいたら大変なことになってた。
tai: 後あのustreamで一番印象に残ってるのは、延々と続く退場シーンだね。
敷居: ……あれもですね、本来アンコールがあるはずが急遽中止になったのだ、というのがすっかり定説みたいに流布してますが、あれどの程度の信憑性なんでしょう?

※アンコール中止疑惑

アイドルマスター2 『765プロダクション2010年度 決起集会』(4/4)
 ustream中継を見たユーザーから、この手のイベントなら観客からアンコールの要求があって開催側も準備しているものなのに、それがないのは不自然ではないか。コールが無くて急遽中止したのでは? という憶測が飛び交った。ニコニコ動画に投稿された4分割のustream中継録画の最後は、暗い照明のまま、観客の続々と退場するシーンのみが延々流れる。「これはお葬式行列だ」という煽り・嘆きのコメントの嵐とあいまって、とても見れたものではない。

tai: 正直コメントの煽りの所為でよくわからない。
ぶー: 自分は退場シーン見ずに閉じちゃったからなぁ……
Dame: 根拠無いでしょ。他でアンコールがあったイベントもあるのは事実とのことだが、まあ手仕舞い方がグダグダすぎるからそうとられても仕方ないけどねー。
敷居: あくまで噂としかいいようがないと。
YSYK: 証拠はないし、次のイベントの入場開始時刻との関係を考えると、本当に分からない。
伯爵: アナウンスのタイミングは不自然な気がしましたけど、確定とはいえないレベルかなあと思います。
tai: リアルタイムで見てたときの正直な感想は「なんでこんなに退場まで丁寧に映してるんだろう」です。
敷居: まあ、僕もどうもあやしいなと思ってブログにまとめるときには言及しなかったんですけどね。ただ、退場のみを延々ustream中継するのはたいへん不自然には違いないので、「根も葉もない」とは言い切れない感じですか。
tai: まあ今その動画には「舞台袖から様子をうかがってる」とかコメントがついてて、そう見えなくも無いかな〜って感じはするんですよねぇ。
婿固: 客席の足元をライトアップしないまま退場させるのは事故にも繋がるしありえない、って意見もありましたね。
tai: ああ、あったあった。ライトアップ説
はじC: 退場アナウンスのタイミングが変っていうのは、遅かったんですかね?
tai: なんか中途半端なタイミングだった。
伯爵: もっと早いか、もっと遅いのが普通だと思います。
敷居: ニコニコのustream中継録画のコメントはあれ、完全ストーリーが出来てるのでどこまで本気で受け取っていいのか難しいんだよね。
伯爵: どっちにせよ、そういう風に受け取られる映像が残っちゃったってのが大きいですね。
tai: 動画というのはその辺怖いよね
YSYK: 真剣に分からないから、悪い方向に受け取ることも出来てしまう。
伯爵: 別に事実がどうかとか、Disる側にはどっちでもいいですからね。
tai: なんか作られたストーリーでもカチッとはまっちゃうとそう思っちゃう。
敷居: 本来残らないはずのものが残ってるわけですからねえ。今回大きな騒動になった原因の一つでしょう。いつでも誰でも後から参照できる場所に、大いに邪推することも可能な状態で騒動の発端が置かれている。
tai: 不自然な点が目立つとうわさは立ちますよね。
Dame: 少なくとも、若林さんにラストの場を何とかしてもらった時点でバンナムの対応は叱責を免れまい。アンコールどうこう以前の問題だ。
tai: ガミPの丸投げも動画に残っちゃってますからねぇ。

消えた試遊台感想

tai: 他にゲームショー当日で印象に残ってる件はありますかね?
YSYK: 試遊台、ドリクラの隣に置いてあって、映像だけ比べると、ドリクラが悲しくなりそうなほど差が付いてました。しかし、その後の状況はこの通り。
Dame: 本来あの日はさ、試遊バージョンの感想が聞きたかったわけじゃない、みんな。それが試遊のことがほぼ吹っ飛んだってのがどんだけ異常なことか。だからアレをアングルとかどうとか語る以前の問題として、やっぱりやらかしてるんですよ。推測云々とかでなく。
YSYK: 私もそのために会場まで足を運んだのですし。
はじC: そういえば試遊台の感想って聞こえないね。まったくってくらい。
敷居: ぜんぜん聞きませんね。
伯爵: 台数がドリクラより少なかったって聞いたなあ。
ぶー: 一応感想言ってる人はいたけどね。
YSYK: 私はプレイしてきた組で、割とそっちの話もしてました。
tai: 今回とったアンケート見ても呪いの声みたいなのがいっぱいあるよ.。試遊の話が消えてしまうってのはホントにゲームショーのプレゼンとしてはだめだめではないかと。
はじC: アングルってなんです?
tai: プロレスの対決カードを盛り上げる構図みたいなの。この場合はガミPが泥をかぶって盛り上げようとした説みたいなのかな?

全方位砲撃のファミ通インタビュー:全体編

ぶー: 2周目かなんらかの解除があるんじゃないか?という希望があったけど、インタビューで全て破壊された。
tai: 破壊されたね〜
敷居: 発表直後はポカーンとしていて、ファミ通インタビューで事実を認識し、そして一気に爆発……という流れかな?
はじC: ファミ通記事はガツンときたねえ
Dame: アレを含めるならまあ言い訳がひどすぎた、の一言に尽きるんだが。
敷居: TGSとファミ通インタビュー発表されたうち、早売り情報とかである程度の情報を事前に知っていた人はそれなりにいるらしいよ。全てが確定情報として爆発的に広まったのが、TGSおよびネットのファミ通インタビューであると。
tai: 竜宮小町に関しては、もっと前からプレイできなんじゃないかってうすうす感じてた人たちはいたみたいだけどね。
敷居: つまり情報に強めの層は、2週目プレイはあるかもしれないじゃないかまあ落ち着けって状態がTGS当日だった。
伯爵: 確かに敷居さんが言ってるようなポストはちらちら見た気がしないではない。
YSYK: 実際、初日のPVには出なかったのが不自然、と言う声は、7月ライブ直後からあった。
敷居: 一般にその情報は広がりきってはいなかっただろうね。よっぽどゲーム情報を集めるのに熱心な層以外は、9.18の後に知ったと思ってよいでしょう。
tai: 僕のイメージではね、当日からファミ通インタビューがでて、その後のtwitterのTLの流れってのがすごかったよ。確かに敷居さんの言うようにゲームショーリアルタイムで追っかけてた人間は少ないかもしれないけど、その後の情報拡散がすごかった。
敷居: うん、ありゃあ半端なかった。直後はそこまで大きなことになると思ってなくて、週明けに落ち着いてタイムラインを追って青ざめましたねえ。
はじC: タイムライン見て青ざめたねー。ファミ通記事後。
敷居: 普段多少騒動があってもどっしりと落ち着いてる人ですらかなりの割合で冷静ではなくなっていて……ああ、こりゃいつもとは違うなあと。一目瞭然だったよ。
YSYK: ファミ通記事を見て、やばいと思った。
Dame: ファミ通だなぁ自分も。
ぶー: ファミ通記事で、「ああ、こりゃ大変なことになりそうだ」と思ったら案の定……。
tai: ファミ通の記事は何がいけなかったと思います?
はじC: 僕は対戦不可についてだけど、みんなに満遍なくダメージあたえる内容だったと思う。
tai: 一つ言えるのは、ニコニコに言及したことだとは思うんですが。
敷居: んー、僕の見立てだと、ニコニコ動画に言及したことは優先順位としてはそれほど高くはなさそうです。というか他が大きすぎる。数年前ならともかく、今ならニコニコだいぶ一般化してるんで、言及すること自体はタイミングと内容考えてやれば何の問題も起こらないと思う。
YSYK: むしろ、駄目でないところを探そうとして諦めたくらいの状態
ぶー: インタビュー内容全部が「そりゃないわ」と思った。
伯爵: 特にどこが悪いというよりは、「ああ、バンナムやっちゃった」ってイメージでした。
はじC: しかも文章が長くて、最後まで読まなくてもいかにもダメそう。三行でおkってかんじだったなー。
Dame: ダメージをメリットとして無理くり語ることで責任を回避した感が否めない。かつその説明がいちいちツッコむのに疲れるぐらい自分勝手だった。
tai: ああ、そこは納得いく。ダメージをメリット。下手な営業プレゼンを聞いてるみたいだった。
ぶー: ネット対戦不可も、竜宮小町プロデュース不可もなんだか理由になってなかった気がする……。
はじC: ぼくはそう言う解釈はひと段落付いてから考えたけと、みんな初見でそんなことまで考えてたの? 主に、公式の姿勢がダメとか。
Dame: blogを見る限り感想は初見から変わっとらんなぁ
YSYK: 私はアップ直後に。
ぶー: 初見は「ああ、こりゃだめだ」と思った。
伯爵: 僕はそもそも公式に期待しないスタンスなのでいいんですけど、周りの反応を含めてやっちゃったって感じがビンビンでした。
tai: 初見で思ったのは、「これは荒れる」
YSYK: これは荒れるぞ、と最初に思った。ここまで酷くなるとは思わなかったけど。
はじC: ダメな理由の解釈として、公式の姿勢がダメってのはあるんだけど、もっと直感的にだめっぽくなかったかなあ。僕はひとえに読みにくい文章だなーっておもった。
tai: なんだろ、姿勢がだめっていうか、「説明になってないよね」とおもった。

「――ネットでは、すでに竜宮小町に対する反応が出ていますが?
石原 はい。ネットで竜宮小町に関して、いろいろな意見が飛び交ってはいますが、竜宮小町のメンバーがそう簡単に消えるようなアイドルではないことは、ユーザーの皆さんのほうがよくおわかりだと思います。」

Dame: これを喧嘩売ってると言わずになんというw
ぶー: 「ゲームこけたら、彼女たちいなくなるだろ」って思いました。
敷居: ぶーさんきついなw
YSYK: 生殺与奪の権を握っているのは、そっちだろう、と思う。
tai: 公式の姿勢って言った時に何種類か側面があると思うんだけど、「こういう説明をする人間を信用できない」と僕は思った。読みにくい文章ってなんか隠してるようなイメージがするんだよね、こっちをだまそうとしてるような直感を与える。
敷居: 僕は個人としては特になんとも思っていないってのが本音。それは今でもそう。
伯爵: 僕も敷居さんに近くて、個人としては別にそこまで動かなかった。
YSYK: 荒れるぞ、と思ったくらいで、自分自身の感情はそれほど動かなかった。
tai: まあはてな出身の人間は炎上センサーついてますよねw
敷居: これが炎上するのはそりゃもう、見た瞬間にわかりましたがw

全方位砲撃のファミ通インタビュー:個別編

はじC: 対戦不可は非常に腹が立ち、やるせなかったなー。今度こそって思ってたから。
tai: そういうムカムカポイントがいたるところにあって、まあみんなどれかにはあたるみたいな。あたらない人もいるんだけど10人いて6人あたったら炎上する。
YSYK: 実際は、9人くらい当たるような内容だったから、大炎上は当然だろうなぁ。
ぶー: 個別案件だとJupiterそのものは特に何とも思わなかったかな、ただ何故登場させたかの説明はひどかった。
はじC: 実はいまだにどんなゲームなんかはよくわかんないよね。マニーとかダメそうな要素はでてるけど。センスがないわ。
ぶー: 全容が見えないよね。
tai: そう、どんなゲームかわかんない。
敷居: Jupiter登場の理由は、初見は何言ってんだかよくわからなかったってのが本音すねー。男アイドル入れることは面白いと思うんですが、その理由の説明がなんかよくわからない。本気で憎いと思えるライバル? んー?
YSYK: 試遊台後ろから見てたら、すごい面白そうで、ゲームとしては全然期待してなかったから予想外だった。と言う話もしてたけど、あっという間にかき消されて闇に消えた。
はじC: あんなん対戦させとけば良いんだよ。対戦は多少クソゲーでも暇つぶしに活用出来るんだよ。
tai: バーストアピールいいよね。
はじC: バーストアッピルの撃ち合いとか絶対たのしいのに。
YSYK: 「男性アイドルも含めて、真の最高のアイドルを決める戦いを!」だったら、文句は激減してただろう。
敷居: ああ、うん。そんな感じだったら違和感ゼロ。
はじC: Jupiterは僕は面白そうだと思ったけど、PVの冒頭に入った掛け合いが寒すぎたと思う。PVの頭でいきなりバッドアピール出した感じ。
伯爵: その結果ギャグ要因にしかなれないってのは、個人的にはかわいそうな気はしますけどね。
YSYK: 結構いい素材なのに、料理がかなりまずい。キャラとしてはそれほどでもないですが、JupiterのPVの完成度は高い。
Dame: 素材としては魅力がないが、まあ悪くはないと思う。でも育てゲーの文脈としてないわ。そして竜宮削ってできた空き領域の使い方としてもやっぱないわ。
tai: アンケートの中ではやっぱり、竜宮との比較が結構ありましたね。
はじC: でもアンケート見てると、男が出てくること自体に怒ってる人も結構いますね。
tai: そこが難しいんですけど、単純集計としては、Jupiterに怒ってる人は他の要素より少ないんです。圧倒的に竜宮プロデュース不可が多い。
伯爵: Jupiterは怒りの矛先にはなるけど、悲しみの対象ではないですからね。竜宮は絶望につながりかねないけど。
大工: 竜宮削ってJupiterってあわせ技がやっぱ最大の傷口に塩っすかね。
YSYK: Jupiterの代わりに876プロ、もしくは、876と両方、だったら、かなりダメージは小さかっただろうとは思う。
大工: 一方で竜宮の扱いは中の人の事情じゃね説ってのが前々からあるけど、結局明確な答えは出てないんだよね。
tai: はっきり中の人の事情って言った方がよかったのにねぇ。
はじC: 中の人の事情説もうわさだよねえ。
YSYK: 普通に見てたら、時間も十分あるし、やる気も満々な人も混じってる。若林神とか。
伯爵: 竜宮の中の人に関しては、2に向けてのくぎゅのインタビューとか読んでたらぐっとくるんですよね。声グラアイマス特集のインタビューとか。
Dame: 声優陣はアイマス2については商売っ気はあるにしてもかなり押しのコメントしてるよね、竜宮小町
ぶー: 後は、「組み合わせ膨大説」もあるな。削った理由。
敷居: ある程度落ち着いてから気付くところだとは思うんですが、ぶっちゃけあのインタビュー全体的に嘘っぽいんですね。ありゃ大人の事情なら大人の事情とはっきり言いやがれって反発をまねくわなあ。
大工: ディレ1インタビューは絶対ほんとはほかの理由あるけど隠してやがんな、という印象しかなかったや。
YSYK: 本当のことを話すつもりはありません、と言う意志が全面に溢れている。
敷居: そこらあたりがはっきり認識されていくにつれて、初期の竜宮やJupiterへの単純な反発から公式ないわーへと視点が移っていったと。
tai: たぶんね。

『団結2010』どうよ?

tai: んでそこに続くのが、団結2010。最初歌詞がクローズアップされたけど、実際曲が微妙だったんでしょ?
YSYK: そのまま流用も多いし、トラックも酷い。40点50点レベルの駄目な曲は割とあるけど、団結は、曲としても20点くらいしか付けられない代物だった。わざとやったんじゃないかなと思うレベル。
ぶー: 団結はねぇ。新規追加の歌詞もあまりできとしてはよろしくないけど、あのミックスはないわ……。曲のリズムがずれてるように聞こえるとか致命的。あんなもん聴けたもんじゃない。
はじC: アイマスのCDってだいたいあんな感じだとおもうけどなあw
敷居: まあそりゃ、男アイドル追加情報直後に発表するにしてはびみょーな歌詞なのも事実だけどね。「男の人が大好きです」だもの。
大工: 歌詞は逆に、あのタイミングじゃなかったらフーンで済んでた程度の可愛いもんだと思ったな。お前ら2でリーダー要るのか要らんのかどっちだよと突っ込みたくなったくらいで。
はじC: ダメだーって言ってる人が多いのは事実だけど。でもさー、ぶっちゃけマスターライブのがひどいべ。タイミングでフィルターかかってない?
ぶー: ML面白いじゃん。あっちのほうがいいよー。MA2 00は他のはいいんだよ。団結が酷いってだけで。ただ2で「団結」をテーマにしておいて、あの出来かよというショックは大きかった。
Dame: 団結という曲にあった価値を台無しにしたことが一番ひどい。団結は唯一メンバー交代の効かない、ホントの意味でのオールスター曲なわけで。そういう文脈でニコマスでも愛されてきたしバンナムも大人気ないPVも作ったわけじゃない。
はじC: たしかに、団結って大事な曲をこんな扱いにしやがって、というのは分からなくはない。
Dame: まあ団結と言っておきながら、というのは既にSPで通った道ではあるのだが。
はじC: なんにせよ、曲自体の出来がどうこうっていうのは思い入れ要素がかなり影響してるんじゃないかな。
ぶー: まあ曲の思い入れうんぬんは多少あるね。曲というかアイマスから出てきた曲であのレベルかよというショックが自分は結構大きい。
敷居: なるほど、ああやってネタ曲として消費するにはもったいなさすぎる素材だったってことですか。
tai: それは俺も思うな。ネタ曲消費はもったいなすぎる
はじC: ニコマス的にも団結って曲はキーだった。影山さんの作品と、わかむらさんのリーダーシップの時代の象徴みたいな曲じゃないかな。コメントアートの全盛期を飾った曲でもある。
YSYK: せっかくの切り札をゴミ箱に捨てたか、と。
伯爵: バンナムとこちら側で団結に対する認識のズレがすごいってのがね。ライブの時点では一致してるようにみせといて。9.18で完全に逆に行った印象が。
敷居: それは「本気で憎めるライバル」発言からも感じるところですね。とある知り合いのアケマス版プレイヤーが、俺はそういうの好きだけど、いま俺に向けて作っちゃダメだろ、と苦笑してたのが印象的でした。
ぶー: まあその前に塊魂の曲ということをわすれずにw
YSYK: 塊魂のアルバムも買ったのですが、全体を通していい曲が揃っていて、その中で、団結が全然負けてなかった。むしろ光るくらいだった。力入れて作ったんだなぁ、と、当時本当にうれしかった。
tai: 僕らニコマスから入った人間はなんか765プロ内側の和気藹々とした雰囲気にひきつけられてる部分があって、そういう意味では団結は変な特別な曲だよなぁ。
はじC: 団結を聞くだけで、アイマスってどんな感じの作品なのかわかったんだよね。すごく導入に向いてた。
伯爵: 団結の意味するものが1と2で違うのに、曲が一緒ってのも問題かなと。
敷居: うん、まあ「仲良くみんなで団結」って雰囲気のゲームだとたいていのファンは思っていただろうし、実際これまでそう見えるようにプロモーションしてきてた、と思いますよ。先行で発表された新曲が『the world is all one』だったってのもあるしなー。
伯爵: 「戦うために、生き残るために団結せよ」になりましたからね。
YSYK: コンセプトに合わせるなら、もっと熱い曲じゃないとなぁ。
ぶー: 結局制作陣から「このゲームはこういうゲームです!」という芯が見えてこないの……。
Dame: SPの美希離脱の時点で既に何が団結だよって失望感はあって。今回更にその上に泥を塗った感が否めない。
はじC: テーマは前進です! とかにすればよかったのに。

わかりやすく、面白く、そしてくそったれなアングル

tai: Jupiter参戦と歌詞とラジオは三点セットで、外の人が面白がりました。すごいわかりやすく、くそったれなアングル。
敷居: あー……まあ、そうね。
YSYK: 確かに、とてもネタにしやすかったし、実際、されまくった。
tai: 「ギャルゲーに男が入って発狂してるオタク」という単純な構図が採用されちゃった。実際の問題はもっと複雑だったのに。
敷居: その要素も別にゼロではないよ。実際にそこにショックを受けてる人もかなりいる。ただとてもわかりやすいラベルになった、というだけで。
大工: 総統閣下がね。
敷居: まあ、だね。
tai: あー、そうそう総統閣下が。

※『総統閣下がアイドルマスター2についてお怒りのようです』

総統閣下がアイドルマスター2についてお怒りのようです
定番のMADシリーズのアイドルマスター2版。総統閣下はとにかく何にでも怒るのが様式美である。現段階で70万再生以上されていて、「可能性を生み出しただけでアウトなんだよ!」というわかりやすすぎる名言とともに、アイマス2騒動関連で最も広く一般にも広まった動画だろう。

YSYK: タイミングが絶妙だった。出遅れてたら全然盛り上がらなかったに違いない。
Dame: キャバクラ遊びに行ったら何故かホストが一緒にいて何故かホストとキャバ嬢がトークしてて気づけばホストの分まで料金払わされたって例えはまあ納得である。そして、それはあってしかるべき感情でもあるw
敷居: そして、そのラベルを採用して日刊サイゾーが「かんなぎ騒動と同じだ」って記事を書くと。やー、そこは発表の直後に既に通過した場所でしょうと、まあ釈然としませんわ。この同人誌自体、そういうシンプルなアングルに対する小さな抵抗の一つともいえますね。