『魔王勇者』書籍化プロジェクトがNHKで取り上げられるらしい


Togetterが便利すぎて普通に引用すりゃいい発言ですらまとめてしまう。スクショ取ってくるよりはやい。

そんなわけで、このあいだ記事書いたまおゆう書籍化プロジェクトが、なんとNHKの「MAGネット」という番組で取り上げられるんだそうな。

BS2でやってる番組ですね。ねとすたとかよりさらにオタ寄りな感じ? ……うちBS見れる環境ないんだけど!
しかしまあ、まおゆう周りの出来事はほんとあれよあれよという感じですね。書籍化自体はまだまだ具体的にいつ発売するとかいう段階じゃないようだけど、すること自体はもうほぼ確実と思ってよいでしょう。
「プロの本気のお遊び」を観察するのは楽しいなあ。

ログ・ホライズン』がマジで面白い

ログ・ホライズン

ところで、最新作の『ログ・ホライズン』も連載分全部読んじゃったわけですけど……これむちゃくちゃおもしろいぞ。
そりゃあれだけのもん書ける人が普通の小説文体になったとたんにダメダメになるなんてことはまずあるまい、とは思ってましたけど、冒頭から普通に上手いわ上手いわ。序盤からオンラインゲーム小説として抜群に面白いのに、中盤以降はまおゆうで見せた世界構築と群像劇の面白さまで入ってくる。
中盤の山の「会議」である設定が明らかになった瞬間の世界がガラガラと崩れる感マジハンパないっす。そのシーンでキャラクターが感じている驚きを読者も同時に感じられるようになっている。ああ、なるほどそういえば描写してなかったね! 序盤から主人公が思わせぶりなこと言ってたけど、つまりはそういうことだったのか! と。
その「解禁」を経てキャラとシナリオの幅が一気に広がった後は、本当に世界がひっくり返ったかのような感覚になれますよ。

あと、これを読むまでにまおゆう以前のままれさん(作者)のVIPSSを読んでると、ところどころでキャラの原型を感じてニヤニヤできます。こういうキャラの原型がゴロリとそのまま投げ出されている、いわゆる「新ジャンル○○〜」のSSを何パターンも書きわけられる人が小説も普通に書けちゃうのは強いっすねえ。


これも完結したら書籍化の話出るんじゃないかなー? 唾つけようと思ってる編集者は普通にいそうな気がする。それまでのSSを読んで多少ためらいがあったとしても、ログ・ホライズンはどう見てもいける。ほんとにそのまんまいける。長さも適度に1冊〜2冊くらいにまとまりそうな感じだし、まおゆうよりもよっぽど改変無しでそのまんまライトノベル化できちゃいそう。