『魔王勇者』書籍化計画……だとっ!?

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」目次
最近Twitterやブログなどで話題の『魔王勇者』*1、最初は騒いでるの身内ばっかかもなーと思ってたんですが、Twitterで続々読了報告する人々の様子を見ていると、もはやそれどころの話じゃない雰囲気。
詳しくは以下参照。僕以外にも感想書いてる人たくさんいますよ! あの有名な平和さんも今記事を書いてるところらしいぞ!(※できたので追記)

そのとき、Twitterで歴史が動いた

で、本題。なんと、その『魔王勇者』書籍化プロジェクトが現在進行中らしいとの報が僕の耳に入ってきました。
またまたー、そんな餌に……
*2
アリですね。
うん、全然あり。むしろ何かしらの製作者側の人間ほど素直に絶賛を送ってる雰囲気すらあったので、展開的には十分予想の範囲内……ネタじゃないよね?

全然ネタじゃないんだなこれが。
というか最初聞いて想像した状態より遙かに現実的で具体的な話だったよ! 動いてるの『リンダキューブ』や『俺の屍を越えてゆけ』で有名な桝田省治さんですよ!

「気に入った」って書き込みをする→本人がTwitterにいることを知って話しかける→フォローする→次の日にはプロジェクトが立ち上がっていて「既に本人に了解取って今日これから出版社」。

そして、Twitterハッシュタグ「#maoyu」を検索すれば、リアルタイムで動いているプロジェクトとそれに対する様々な人物の反応を、作者のママレードサンドさん本人、桝田省治さんの発言も交えてチェックすることができるのだ。
熱い。熱すぎる。*3


これぞまさに今。これがTwitter時代! って感じですねー。何が起こるにせよ、はやいわはやいわ。

もしかしたら既存の読者には「こんなの魔王勇者じゃない」と言われるかもしれない。だけど、想像してみてくれ。10代や50代の人が電車の中で一駅くらい乗り過ごすほど夢中で本作を読んでる様を。愉快じゃないか

Twitter / 桝田省治

ゆかいじゃのう!

余談〜世界は繋がっている

出版プロジェクト前にままれさん本人を交えたVIPのSS文化の話が盛り上がっていました。

すげー面白いものが「発見」されて、さんざん盛り上がるところまでならいままで通りだけれど、あっさりと本人がTwitterに参戦してきて話を聞ける状態になってしまうってとこがほんと「今」だよなあ、としみじみ思います。
敷居が低い中でみんながやがやしているうちに、なんとなーく書く人愉しむ人が集まっていくのがアイマスやニコ動文化に似ている、という話とか「逃亡芸」はみんなの度肝を抜くような仕事を見せる別の芸人によって完成するのが「粋」なんだ、って話とか……すげー面白くて、わくわくするよね。現場にいる人の証言が、すぐに目に見えるところに出てくることも含めてさ。


……あと、これは完全に余談になるんですが、上のまとめを見て「うお、ままれさんTwitterにいるんだ!」と喜んで過去ログほってたら、ふと目に入ってきたこのポストがやたら僕の胸にキました。

じぶんね、「らくえん」やったのは、kaienさんのおかげでした。

Twitter / 橙乃ままれ

その海燕さんに、チャットでしつこいくらいに『らくえん』薦めてたの実は僕と平和さんなんだよな。まじで世界って繋がってんだなーって。蝉丸PとかRAPまでTwitterで『魔王勇者』大絶賛してんだもんな。世界はほんと、もうどーしよーもないくらいに繋がってる。


いや、こんなニュース記事の最後の最後に、すげー個人的な話して申し訳ないけれど。

追記:他作品も読みたい人に

同作者の作品まとめがペトロニウスさんところの記事とコメント欄にまとまっています。これで読み終わった後にいてもたってもいられなくなってる人も安心。

特に最新作で連載中の『ログ・ホライズン』は「玄人におお受けするのが『まおゆう』だとしたらそのまま書籍化してもいけそうだと思わせるのが『ログ・ホライズン』」と言われるほどのもので、独特の2chスレ文化にのっとって舞台脚本(戯曲? 講談?)風に書かれたものとは違う、オーソドックスな小説でも「あの丘の向こう」を見せてくれるんだとか。
それを今から読めるってんだから、僕も、まだ読んでない皆さんも、幸せだよなー。
ログ・ホライズン

*1:スレタイ長いので略す。実は正式名称あるけど、それは全部読んでのお楽しみだ!

*2:ともきP『【意見募集】紙芝居の強調表現』より

*3:てかまとめの途中に「そんなお話は絶対来ないとは思いますが、仕事で関わると一ファンでいられなくなるからイヤw」って発言してるのおがきちかさんだし!w