この動画がすごい!2009@敷居の先住民

例年はてなのニコニコ部で開かれているこの動画がすごい! も今年で三回目。昨日に続けてインフルで予定キャンセル食らって暇している僕も参加します。せっかくなのでのんびりとした年末年始のお供に、ノンジャンルで色々と面白い動画を巡ってみてはいかがでしょうか。
一年の総決算ということで当然過去に記事書いた動画も多くなっておりますので、既に書いているものについては過去記事にリンク貼っています。

1.マクロスE



マクロスF』の台詞・楽曲をエキサイト翻訳で日本→韓国→日本語に再翻訳して野生の声優たちが演じ、無音の映像に合わせたもの。効果音などもフリー素材を組み合わせて作られている。声も歌も効果音も非常にクオリティが高く、それに比例して腹筋崩壊度も高い。

2.するめいか



人気のゲーム実況プレイヤーが「最近web漫画を描いてるんだけど、ディズ二ーからアニメ化の話が来なかったので、自分でアニメ化することにしたよ。」とニコニコ動画で連載をはじめた自主制作アニメ。思いっきり力の抜けた手作り感と、わかっててもついつい笑ってしまう手馴れた台詞回しが魅力。人気が出た結果、なんとコミックバーズで連載がはじまってしまった。

3.せんとくんTHE MOVIE



映像も音声も自作だそうな。まさに謎の努力。せんとさんかっこよすぎだろ……。

4.珈琲を淹れさせてみたのだが・・・



タイトル通り、ロボットにコーヒーを淹れさせてみた動画。最初は凄い! と思い、そのうち一所懸命淹れている姿がむちゃくちゃかわいく見えてくる。

5.木のロボットアーム



もうひとつニコニコ技術部から。木で作られたやたらと本格的なロボットアームを動かしている。実際に動かしているときにキシキシと鳴っている独特の木の軋み音が粋でたまらない。
「息子7歳の誕生日プレゼントにつくりました。」と投稿者コメントにあるのだが、とても日曜大工とは呼べないレベルの仕事に「息子さん、お父さんを僕に下さい」という反応が巻き起こっている。

6.手乗りうどんげを飼ってみた



こちらもニコニコ技術部、に一瞬見えて実は力技。本編は4分以降。二次元のキャラを手で触ったり持ち上げてモニタから出し入れしたり……といったようなことを、手描き合成で出来ているように見せかけている動画。合間合間に入る小芝居がこじゃれていていい感じだ。

7.東方影絵PV



影絵の東方キャラクターがスタイリッシュに踊る3DPV。そのあまりのデキの良さから発表されたその日のうちに元アレンジの作者から指名手配がかかったり、ニコニコ動画のランキング一位連続記録を塗り替えたり、思いっきり工作の対象になったり。色々と話題に事欠かない動画である。現在は派生動画がそりゃもう雨後の筍のごとく大量に発生している。

8.ヱヴァンミフィヲン



エヴァの音声にミッフィーの映像を合わせた動画。正直それ以上の説明はしようがない。「人類には早すぎる動画」「人類ポカン計画」「超上級者向け」「現代医学の敗北シリーズ」「謎の発想」などの各種タグが視聴者の心境を良く表している。これほど「シュール」という形容詞が似合う動画もそうはあるまい。

9.Future's_Memories



オーソドックスに踊らせたもの、歌わせたもの、アイススケートをさせたり手話で歌詞を再現したりといったアイデアフルなもの、笑えたり泣けたりする小芝居風のもの、八頭身AAをMMDで見事に再現しノスタルジーを呼び起こしたもの、などなど幅広く面白い動画が揃った「第3回MMD杯」。今年ニコニコ動画で開かれた多数のイベントの中でも、最も成功したものの一つといえる。
そんなキラ星のごとき力作のなかから、あえて静止画。実写に溶け込ませたミクの写真集をスライドショーで流すこの一本。少し鋭角的なミクのモデルの雰囲気とぴったりで、ドキっとさせられるような印象的なカットばかり。

10.H@NABI SKY



写真集風の動画を紹介したので、次は完全に実写で。アイドルマスターのねんぷちを題材にしたPV。アイマス系は選んでいくとキリが無いのでこの一本しか紹介しない。
「人形を写真に撮る」というジャンルはそれなりに古い蓄積があるものらしいが、僕自身はそれについて詳しくないのでこの動画を見たときはただひたすら驚いた。全く同じはずの人形が、角度や光やカメラの動きで、ここまで多彩な表情に見えるものなのか。動かない写真が、スライドショーじゃなくPVになっちゃうもんなのかと。
その驚きを共有したいので、普段アイマス見ない人にも強く薦めたい。



ではでは、みなさま良いお年を。