神ゲーをも冒涜する70年代のPVと、積極的黙認

ゼロ年代を締めくくる傑作！『Steins;Gate』シュタインズゲート - アセティック・シルバー

まだまだ話題の『Steins;Gate（シュタインズゲート）』。うちでも以前話題にしましたが、冒頭のような気合の入ったレビュー記事にリンクしてもらってるのに簡単な情報まとめしか書いていないのは、ちょっと心苦しい。では何を書くか？　といえば、そりゃうちでやるなら動画紹介でしょう。
ニコニコ動画の『Steins;Gate』タグを眺めてみると、公式ＰＶやプレイ動画が多いがＭＡＤもぼちぼち出てきていて、まだ数は大したことないので全て巡るのも不可能じゃない段階。今日はそんな中から、イチオシのものをいくつか紹介してみます。

神ゲーをも冒涜する70年代のPV

記事タイトルで言及したこちらは、「世界で一番ダサいシリーズ」という特定のPVをネタにしたシリーズのシュタゲバージョン。シリーズになっているだけあって、元ＰＶの素の破壊力がまずもってかなり高い。

当然こんな感じで原作ネタコメが投下されまくり。主題歌「スカイクラッドの観測者」とは全然雰囲気の違うPVなんですが、なんかその不自然さの時点で既にじわじわくる。で、動きを無理やり歌詞と合わせてるのに気づくあたりでもうダメ。ずるいコレ（笑）。

いや、確かに歌詞表記されたほうがおもしろい動画だけど、なんでこんな控えめな歌詞職人付いてるのｗ
「神ゲーをも冒涜する70年代のPV」は登録タグで、シュタゲのキャッチフレーズの「神をも冒涜する12番目の理論」の改変。誰が上手いこと言えと。

うーぱさん、うーぱさん、出ておいで

定番のてってってー化音MADで、むちゃくちゃかわええです。花澤香菜さんのまゆりの演技にノックアウトされた方には最終兵器。シナリオ的には色々な事情が絡んで割を食っている感もないではないまゆりさんですが、それでもかわいいもんはかわいい。
もうちょっと長くて声のバリエーション多かったら、たぶんさらにリピート回数増えるなーこれは。

「絶対誰かやると思った」

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ですよねー。
助手がやたらめったらネットスラング連発するキャラで、しかもその声優がミンゴス。声質的にもそれほど離れた演技ではないと。すると当然こうなる。
ヽ(*ﾟдﾟ)ノ　＜　ｶｲﾊﾞｰ

ちよまるさまが見てる

ところで、いくつかのシュタインズゲートＭＡＤに関しては、開発元の5pbの社長であると同時に作曲者でもある「志倉千代丸」さんがTwitterで言及していたり。

最初のダサいシリーズ以外で言及されているのはこのあたりですね。かがたけPの再現までは辿りついてるけど、シュタゲ大好き魔汁さんのシネ☆MAD動画は漏れてるのが微妙に惜しい。惜しいってなんだよ。

この二つは「再現」「再構成」と違うコンセプトのシュタゲＯＰパロなので、続けて見比べるとなかなかおもしろい。

案の定、比較版もあがっている。

http://twitter.com/chiyomaru5pb/status/6662043820
しかしまあ、当の本人が直後にこのような発言していることでもあるし、こういうケースで「公認されたと聞いて」と騒ぐのは自重したほうがいいでしょう。「言及されたと聞いて」「誉められてたね」あたりの反応をしておくのが穏当で良いのではないかと思われる。ついこの間の『イエスノウ』のようなケースもあるし、誰も望んでいない残念な結果になってもつまらない。白でも黒でもないものをどっちかに断定すると、だいたい面倒なことになるのである。
作曲者かつゲーム出した会社の社長当人ですら、文句言う気にならんと言いつつ「いや黙認黙認」とエクスキューズを出さなければまずいのが、この手の版権ネタのややこしいところだ。Twitterの急激な普及によって中の人発言のボーダーが加速度的に下がっている昨今、似たような「積極的黙認」（若干崩壊がちな日本語だが）みたいなケースはますます増えていくだろう。