アイマスライブ東京公演がニコニコ動画で生配信

昨日の夜、ニコニコ動画に誕生したばかりのアイドルマスター公式チャンネル『たるき亭』最初のビッグイベントとして、アイマスライブin東京をニコニコ動画で生中継という企画が行われていました。僕もリアルタイムで参加してたので、その様子を簡単にレポートしてみます。(大阪公演参加予定だったんだけどね……るーるーるー)

現在リアルタイムで全国ツアーが行われているアイマスライブ東京公演の一部を生放送でそのままニコニコ動画に配信してしまうという話題性バツグンの企画だけあって、入場開始時刻の19:50分直後にすさまじい勢いで人が集まってきました。開場したとたんにみるみるうちに来場者数の表示が増えていき、僕の記憶が確かなら5分以内に1万人を突破。当然コメントも万単位で増加していき、その勢いはとどまるところを見せません。
最終的に2万人以上に膨れ上がった参加者が同じ動画を見て同時にコメントをする。*1
それほど慣れていない人がはじめてニコ生に触れる絶好の機会であると同時に、普段からニコ生に参加しているユーザーにとっても、これはかなり新鮮な体験だったのではないでしょうか。僕も定期的に参加とは言わないまでもニコ生とはどういうものかってくらいはわかっているつもりだったけど、それでもこの体験はとてもスリリングで興味深いものでした。

段取りが上手くいかず待ち時間が長くなるが……

で、すぐにライブの中継がはじま……らなかったんですよね実は。進行が予定より遅れていたせいで、万単位の視聴者が無限ループするアイマスSPのPVをバックに一時間近く待たされることに。
では当然参加者の勢いも落ちて不満だらけになったのかというと、さにあらず。もちろん文句のコメントもそれなりにはありましたが、その体験の新鮮さにうれしくなっちゃってる人のほうが多いように見えました。過去にもユーザー主導の祭りの開始直後に参加して限りなく同期に近い擬似同期性を楽しむという例はありましたけど、今回はニコニコ動画バンナムが公式にそういう場を用意してくれたわけですからねえ。PVでキャラが切り替わるたびにちょっとした弾幕が出来たり、ちょっと気の利いたコメントを見たら続々と突っ込みが入ったり、みんなうれしそうに和気藹々とコミュニケーションを楽しんでいます。


さて、そんな待ち時間のコミュニケーションにちょっとした華を添えていたのが『零号P』。
ニコ生は放送主のコメントが上部のバナーに表示されて、放送主と見ている側がリアルタイムでコミュニケーションできます。

こんな感じ。
昨日のニコ生の放送主は現地のスタッフの一人が行っていたわけですが、零号Pとはその放送を行っていたスタッフのこと。待ち時間でうずうずしている来場者たちが、彼のお茶目なコメントや誤爆に釣られまくるという構図が何回か繰り返されたのです。

運営零号Pとは、誤爆に定評のあるP(運営)である。

概要

アイドルマスター四周年ライブのニコニコ生放送においての運営のこと。

誤爆に定評がある。

「動きがありました」に釣られた人多数。
絶対に許さない


お気に入りのアイドルは高槻やよい

同日の20時22分にPVを一時的に停止させ、やっと始まると思わせながらもまたPVを再生し
約10000人のPに"ズコー"と書き込ませるという高度な釣りスキルの持ち主である。

「このPVが終わったらオレ、、、」等と、勝手に死亡フラグをたてたりする。

運営コメント欄で「\ /」とサイリュームを振り回すお茶目さんでもある。

運営零号Pとは (ウンエイレイゴウピーとは) - ニコニコ大百科

ugokiとは、ニコニコ生放送アイマス4周年記念ライブにニコ生が潜入!で出た謎の言葉である。

概要のugoki

ugokiとは、運営の誤報である。

その後、「動きがありました、ご連絡します!」と、約10000人の来場者を釣った。

一連の流れ

ugoki

動きがありました、ご連絡します!

動きがありましたら、ご連絡します。
すみません、誤爆ばかりで

ugokiとは (ウゴキとは) - ニコニコ大百科

この二つの項目、放送中に速攻で大百科に登録されております。
たしかに「動きがありました!」⇒「動きがありましたら、ご連絡します」⇒一斉に「ズコー」というコメントの流れはむちゃくちゃおもしろかった(笑)。あと、途中でスクリプトを使った「あなたはアイドルマスターを知っていますか?」というアンケートを行ったのも良いアイデアでしたね。4番の「ゲーム持ってない」って答えが30%強になっているのを見たユーザーが一斉に「なんでお前ら来てるんだよ!」と突っ込み入れたり。まあそういうユーザーに宣伝が出来たってことになるから、放送側としてはむしろ大成功なんじゃなかろうかと。
このへんの経緯からちょっと抜けた印象を持たれただろうけど、実際のところ万単位の期待に胸を膨らませたユーザー相手に待ち時間をもたせる仕事ってかなりきつかったと思うよ。うん、彼はよく頑張った。

生中継開始⇒DS版キャスト情報公開

さて、そんなこんなで皆がやきもきしながら待っているうちにさらに参加者は増加して2万人をオーバー。まだ何もはじまっていないのにコメントが10万を突破するかしないかというわけのわからない状態になったところで、画面が切り替わります。

まずは発表されたばかりのアイマスDS版『ディアリースターズ』のPVが大事なことなので2回流され、ようやくライブ会場の映像に。「ライブ参加者の皆さん、及びニコニコ生放送をご覧の皆さん」という挨拶にちょっと感動したところで、さっそくDS版の新キャラのキャストがガミPから発表されることに。
このへんについては、ファミ通のほうで既に詳しい記事が上がっているのでそちらを参照してください。

その後、発表された新キャストも含めて「THE IDOLM@STER」を熱唱して放送終了という流れ。


……しかし、公式が生放送をニコニコ動画で行ってそこにファンが大喜びで集まってコミュニケーションを楽しむ場面なんて、ほんの2年前には想像も出来なかったことですよね。
これは単純に時の流れで自然にそうなったと片付けられるようなもんじゃなく、バンナムアイマスファンとニコニコ動画それぞれの動きが絡み合って実現したとても幸せな出来事じゃないかと。そう考えると、何か胸にクるものがあります。

追記:動画で見るニコ生の様子


こちらの動画で当時の状況をそのまま見ることができます。おもしろかったから頑張って感じを伝えようと思ってレポ書いたけど、この動画見るのが一番早いじゃねえかw

*1:ただし見えるコメントは自分と同じ区画に参加しているユーザーのみ。このような大規模ニコ生ではそうしないと画面コメントで埋まっちゃいますから。