『G線上の魔王』ぷれいちう

G線上の魔王 初回超重量特典版

G線上の魔王 初回超重量特典版

同人ゲーム「a profile」*1が一部マニアの中で話題となったのち、「車輪の国、向日葵の少女」で一躍シナリオライターとして名を上げたるーすぼーい氏の新作『G線上の魔王』と、
ef - the latter tale.

ef - the latter tale.

新海誠制作の贅沢なムービーと気が遠くなるほど演出を作り込むことで有名なminoriの新作『ef the latter tale』を買ってきました。
efは分割発売の一個目の「first tale」の発売から今回の「latter tale」が発売されるまでの間にアニメ化されて、ゲーム内容とはまた違うオリジナルストーリーでメディアミックスとしては異例なほどの高評価をされているようです。かなりの神アニメって噂だけど僕は残念ながら見てないんですよね。てっきりゲーム内容と同じかと思ってたもので……ゲームクリアしてから見よっと。


とりあえず、先にG線上のほうからプレイ進めてますが、相変わらずプレイヤーを騙そう騙そうという空気が満ちあふれててわくわくしますな(笑)。るーすぼーいシナリオってどこか作り物めいているきらいはあるのですが、その作り物めいた「わかりやすい上手さ」が魅力でもあるんですよね。ほうほう、ここで引っぱってこうやって落とすのか、なるほどなるほど、と頷きながらプレイする楽しさというか。ものすごい安心感がある。
「全然伏線も無いしまともに風呂敷をたたむことさえできてないけど、キャラのやりとりだけは飛び抜けておもしろい」とか「ものすごくつまらない退屈な時間を抜けた先にわけのわからない感動がある」とか、なんかそんなような感じの、他の媒体ではあまり見られないエキセントリックな才能や作品に巡り会えることがけっこう多いというのはエロゲの大きな魅力だと思うのだけど、るーすぼーい氏のシナリオのような突き抜けはしないけど確実に面白いってタイプも、これはこれで。
ってなんかこういうとありふれてるものみたいに思われそうだけど、「エロゲ」でやるには十分以上に変な話ですが。


こんなふうにプレイしたエロゲとか小説の感想ももっと書きたいんだけど、普段から動画紹介ばっかりやってるせいかどうもすぐにアウトプットする体勢にならないんですよね。クリアしたり読み終わったりしたらもうそれで満足しちゃって、なんか書こうってふうにはならないことが多い。「ニュース」を毎日書くことなら多分出来るけど、「感想」を毎日書いてる人ってすげえよなあと思います。色々ノウハウが溜まって慣れてきたらなんとかなるのかもしれないけど、今の僕にはとても真似できないや。
そんなわけで、うちのブログが数日更新停止してるときは、だいたいニコニコ見る以外のことをやってると思って頂いてまあ間違いないかと。動画以外の摂取したものについてもちょこちょこ書きたい気持ちはあるんですけどねー。
まあそれが求められてるかどうかは別の話として。

*1:→商業でも「その横顔を見つめてしまう」でリメイク済。