やよい色のトリスティアが凄すぎる件
どうもこんばんは。本日も恒例のアイマス架空戦記レポートのお時間がやってまいりました。*1
既に当ブログではアイマスキャラクターを使ったストーリー中心の二次創作としての「iM@S架空戦記シリーズ」が凄いことになっているぞ、というのは複数回お伝えしてきましたよね。今回はその架空戦記シリーズの水準をまたもや大きく引き上げることとなった、新たな怪物作品の紹介をしたいと思います。
その作品とは、「やよい色のトリスティア」。
既に各所で「あれは半端ないぞ」という噂を聞いてる人も多いでしょうし、なんだ今さらかよと思われるかもしれません。しかしまあ、現状アイマスMADのサブジャンルという位置づけにいるアイマス架空戦記のこと、噂だけ聞いててまだ見てない人も多かろうと思われます。何が凄いのか? というのを解説する記事の存在は無意味ではありますまい。
OPムービーが凄い
まず最初に、あの異常なまでのクオリティのOPムービー無しにやよい色のトリスティアを語ることはできません。とりあえず一番ぱっと見でわかりやすい最新話のOPをご紹介しましょう。
アニメ「ef」の再現M@STER。あのー、これ本編がメインのはずのiM@S架空戦記に付いてるOPムービーですよ?
そのクオリティの高さは単品で見ても十分にわかると思いますが、こちらの元ネタとの比較版を見るとさらにわかりやすいです。
てかこれトレースしてないよね……?
さらに捕捉しておきますと、やよい色のトリスティアには毎回新作のOPが付いています。5話のOPは再現M@STERでしたが、ダンスと音楽を合わせたオーソドックスなPV系をOPに持ってきたこともあります。それも十分単体で勝負できる内容で。
AパートとBパートに別れてUPされた第二話には、アイキャッチとEDムービーも付いてました。
うん、このひとおかしい。
PV系のMADと架空戦記では見る人の人数が違うので、ムービーをカットして単体でUPしたらたぶん何倍も再生されると思うのですが、あくまでOPムービーとして扱うところに作者のスツーカPのこだわりが感じられますね。
本編も凄い
そして、OPばかりが騒がれていますが、肝心の本編の内容も実はすごい勢いで進化しとるのです。元々ドット絵を自作したり見やすい紙芝居を最初から挿入したり、かなり丁寧な作りはしてたんですけど……。
(※最初からこのレベル)
これが最新になると、なんとFFD風の演出までやりはじめるんですよ!
※FFD(フローティングフレームディレクター)システム
その名の通り、浮き上がるようにCGや吹き出しが現れるエロゲメーカーLittlewitchの代名詞と言えるシステム。「動く漫画」とも言われる。
静止画ではわかりにくいですが、吹き出しも絵も動いてます。これ元祖といえるLittlewhichからして手間がかかりすぎるから一部にしか使わなくなったシステムですぜ。まさかこれ以降ず〜っとこの演出で行くつもりなんじゃないでしょうねっ!?
iM@S架空戦記シリーズは、全てが絡み合う総合エンターテインメントに?
実は架空戦記シリーズには作者自身がOPムービーを作ったり、職人が支援ムービーを作ったりという流れは既にありました。元々ニコニコはPV系やOPムービー風のMADを作る才能が多く結集してる場ですから、人気が出てくればそうなるのは自然な流れと言えます。
ではMADも架空戦記も両方ガチで表現したい人が出てきたらどうなるのかといえば、こうなるわけですな。いや、アイデアとして挑戦してみたいと思ってた人ならいままでもいたでしょうけど、まさかホントにやっちゃう人が出てくるとはね。ゲームのOPムービーと演出とシナリオって、普通複数人でやるものじゃなかったっけ?
ジャンル全体の動きとしても、吉里吉里*2を利用する作者が増えてきたり桃月Pの新作架空戦記がはじまったりと非常に活発な状態が続いています。
iM@S架空戦記*3はアイマスMADのサブジャンル、という枠にはもうおさまらないとこにまで来ているのではないか? いやそれどころか、月姫、ひぐらしに続くような新たな何かがここから生まれることもありえるんじゃないか? とすら……いやまあいくらなんでもそれは大げさだけどさ、可能性の大きさに目が眩みそうですよ。