RC2開始で見えてくる可能性

というわけで、例のごとくポジティブな要素の拾い集め作業。

 新たにコンテンツパートナーとして加わるのは、吉本興業グループエイベックス・エンタテインメント、エンドレスコミュニケーションズ、TOKYO FMグループ ティーエフエム・インタラクティブショックウェーブ エンターテインメント、ランティスジェンコの7社。このほか、先日発表されたViacom International Japanが公式にニコニコ動画上で番組を配信する。


――[速報]ニコニコ動画が機能を大幅に拡大、「ニコンドライフ構想」を発表:ニュース - CNET Japan

吉本興業はともかく*1として、エイベックス・ランティスジェンコと提携。これは……ついにアニメの公式配信が正式に来る? だとしたら既に二次使用されているものの扱いについてはどうする?*2 はてさて、現時点ではまだなんとも言えませんが、ここらへんの提携先も公式配信するならそりゃ画期的だ。いや、別にアニメじゃなくたって既に決定してるらしい公式配信だけでも画期的には違いないんですが。
このまま本編は企業が自ら配信するのが当たり前という流れになればもはやニコニコは安泰なんだけど、まあそりゃさすがに楽観的にすぎるだろうな……。でもそれが一番健全な道には違いないので、期待せずにはいられません。
それにそうなったらそうなったで、MADの扱いがどうなるかが心配なんだよなあ。本編が公式配信されて安定して供給されるようになる代わりに、MADは全て虐殺される、という未来もありうるわけだ。ちょっと前に予想した可能性の逆ですね。しかし企業がニコニコで本編を配信することを「有益」と判断して始めるんなら、MADを排除するなんて無駄なことはたぶんしないと思うけどなあ。そう信じたい。排除しないと害になる類のMADってほとんど無いと思うし、むしろ本編⇔MADの相乗効果を捨てることになる。それじゃわざわざニコニコで配信する意味が無い。


ニコスクリプトなどの機能の追加については、ヘビーユーザーがいかに活用するかにかかってますね。まあこれまで通りの流れなら、誰かがすぐに何かしら活用して楽しむ方法を見つけるはず。NGワード機能は普通にありがたい。露骨な荒らしの被害が減るだけでかなり楽になる。


さらに、なんと海外版も開始するらしい。

 10月18日から台湾版を開始する。説明文やカテゴリタグを繁体字で表示するほか、台湾からのアクセスで書かれたコメントは日本からのコメントと別のスレッドで表示される。台湾を選んだのは「英語版を始めるとアクセスが来すぎてしまう。日本のユーザーだけでも見られない人が多い現状を考えた」とした上で、「台湾にしたのは“なんとなく”です」(西村氏)とけむに巻いた。

いや、「なんとなく」って(笑)。仮に海外版始めるなら最初は台湾以外ありえないことはニコニコ住民ならみんなわかってるはず*3


うーん、着々と広がって力を付けていってる感じがするなあ。そのぶん商売っけが強くなって自由な雰囲気が失われそうって心配もあるとは思うけど、そりゃしょうがないですよ。商売っけ強くしなきゃどうせ生き残れないんだからそれは避けられない。問題はこのまま商売っけが強くなってもユーザーを引きつけるサービスであり続けられるかどうか? ですね。まあ例によって僕は楽観的に大丈夫だろうと思ってるんですけど。むしろどんどん商売に向かって、提携企業を増やしていって欲しい。

追記

とかいってたら既に公式配信きてたー! 情報おせー(笑)。

既に「公式」タグでまとめられています。アニメの無料配信も既に毎週土曜に2本始まっている模様。スマイルビデオとは別に、「CHO!animelo」という接続先が出来ているようです。てかとっくにそこらじゅうで話題になってるんだろうなあ。気づくの遅い、遅いよ!


しかしニコニコはじまってるなあ。

*1:いや……お笑い番組がネット配信ってのもそれはそれで面白いな

*2:こちらは音源としてエイベックスがかなり絡んでくるはず

*3:今の時点でかなり台湾の参加者は多いし、ニコニコでは台湾人は比較的好意的に受け入れられる傾向にある