ゴリラブーツさんの萌えキャラっぷりはずるい

まずはここ見るべし。
はてな使っている人なら、ちょっと面白い記事を見つけたらその記事についてるブクマを何の気無しに押してブクマコメ確認したり、トラックバック先やブクマページにのっている「含む日記」とかを見てみたりとかは普通にやってますよね。なんでそういうことするかっていうと、自分が面白いと思った記事についてなんか書いてる記事があるんだなーというのを期待してクリックするわけです。元々トラバはそういうためのものだし、はてな独自のブクマや含む日記などの機能もそれをより拡張するためのものなんだから、いまさら確認するまでもないことですけど。
さて、ここで問題となるのが今回話題の「ゴリラブーツ」。特にブクマから関連記事巡ったりするような方法をとっていると、この「ゴリラブーツ」というサイトがやたらめったら目に付くんだよね。なんでかっていうと、はてなを利用したURL羅列型のニュースサイトだから。面白い記事に関連する内容を求めてクリックしたのに、なんだ単なるURLの羅列じゃねえかとガッカリしたことある人がけっこういるはず。特に悪いことをしているわけではないのだけど、普段このサイトを利用していない人ならなんとなーく悪いイメージを持ってしまうわけです。で、あんまりサイト内容読まずにすぐ画面閉じる。すると、どうせあそこはアフィ目的で無差別にリンクやトラバ貼りまくってるスパムなんだろうな、という誤解が生まれるんですね。上記の記事はてっきりそう思ってたけどなんだ調べてみたら普通のニュースサイトなんじゃん、見損なってた、ごめんよ! っていう話。


そういうふうに誤解されるのにはちゃんと理由がありまして、「ゴリラブーツ」というニュースサイトは、紹介している記事に対して一切言及しないんですよ。もう、完全にタイトルとURLの羅列だけ。「○○関連」みたいな説明文も無し。本当にタイトルとURLが羅列されてるだけで区切りすらない。なんて面白みも糞もないサイトなんだ! と思われてもしょうがない作りなのです。
スパム認定は言い過ぎにしてもノイズになっているのは確かなわけで、これをきっかけに潜伏していた悪いイメージが噴出するという展開になってもおかしくはなかったんですよね。しかし、そうはなりませんでした。なぜか?

はい、まずタイトルに注目。こんなタイトルを付けたあと、今回の話題で広がったスパム話を(記事のトップではなく中間あたりでさりげなく!)4つほどリンクした後に、一行だけコメントを付けているのです。普段は不自然なくらいに徹底してコメントを付けないスタイルを貫いている人が。

「*いろいろとごめんなさい。もうちょっとだけ、はてなで続けてもいいかな(ノー`)」

こ、これは萌える! ずるいですよ!
お暇ならここでリンクされている関連エントリやブクマコメなども合わせて読んでみましょう。なんだか心があったかくなっちゃうよ。
しかもね、このことがヒントになってるんですよ。「ゴリラブーツ」は、一見何の関連もないニュースを黙々と羅列するだけのサイトと見せかけて、よくよく見てみると実は関連する情報になっているというスタイルのニュースサイトなのです。そういう視点で見て初めて気が付くことができるのは、主観を徹底的に廃してあくまで情報のターミナルであろうとする姿勢。これ、ニュースサイトの有り様としては、別に珍しくもなんともない……いや、ある意味徹底してそれを貫けるのはかっこいいとすら言えます。
タイトルや一行コメントでのほんの少しの反応、そして魅力にやられてブクマした人たちに対する反応ははて☆すたで。それらの行動から僕が感じたのは「おくゆかしさ」と「かわいさ」です。もう萌え萌え。


で、次のエントリのタイトルがこれ。

くっそーかわいいなあもう!


書いてからハッと気が付いたけど、これネタにマジレスカコワルイというか、ネタの解説を大まじめでしてしまっているという非常に迷惑で空気読めてない記事かも。ごめん、勢いで書かずにはいられなかったです。