聖なるかな 前作からの変更点
聖なるかな -The Spirit of Eternity Sword 2- SPECIAL PACKAGE
- 出版社/メーカー: ザウス
- 発売日: 2007/08/03
- メディア: DVD-ROM
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僕はどうもこういうSLGを「一週目はサクサクとクリアだけ目指して進めよう」というのが性格的にできないタイプでして、つい高ランク目指してやり直したり編成組み直すために何回もロードしたりしちゃうんですよね。何周も楽しめるタイプのゲームなら、一週目に時間かけすぎると後で後悔するってわかってはいるんですけど。
とはいえ、このゲーム一週目の時点でも適当にやってると詰みます。全体的に詰め将棋のような絶妙のバランスになっていてやりがいはすごくあるんだけど、前作やってない人はシステム理解したと思ったら速攻で詰んだりする可能性があるかも。たった一回の戦闘でもやり方次第で全然変わってくる。
今のところはっきりしてるシステム的な変更点をまとめてみると、
◆マインドは無くなった
前作ではマインドを低くたもつのが異常に難しく、意味のない技が複数出てたのでこれは正解かと。
◆ターン制も廃止。ユニットのスピードに応じた行動順に
スピードを上げる系の技や建築物が高ランククリアを目指すなら超重要に。
◆技はレベルアップではなくアイテムで覚える
高ランククリアでいいアイテムが手に入ったりするので、早ときのやりがいが大幅アップ。
◆建築・レベルアップは技能を持つキャラが担当(専用の別キャラはいない)
レベルアップさせたくても、その技能を持つキャラが同じ拠点にいないとできない。さらにIP(行動ポイント)も消費する。レベルアップと高ランククリアのバランスが難しい。
◆建築物は世界単位(他世界に移動すると自動でマナに変換)
全体に影響する建築物は世界移動直後に建てるのがセオリー。
◆戦闘は一回で終わらず、決まったターン数繰り返す(だいたい10ターン)
一回耐えればそれでいいわけじゃないので、弱いパーティーは瞬殺される。
◆1ターンごとにロール変更できる(技変更はオールラウンダーのみ可)
相手もロール変更してくる。
◆マテリアルダメージとフォースダメージの完全な分離
これがあるので、マテリアル防御の高いキャラをずっとディフェンダーにしてれば良いというわけでは無くなった。(※マテリアル防御の高い技で完全防御!→相手がロール変更でフォース攻撃力の高いキャラに変更してきて大ダメージ。)
前作も赤スピリットの攻撃などに見てとれたシステムなんだけど、今回ははっきりと数値化されてるので利用しやすい。サポーターの魔法攻撃の重要性も大幅アップしている。
◆ディフェンシブスタイル・オフェンシブスタイルの追加
ディフェンシブなら相手の攻撃ロールに対応できる。オフェンシブなら防御ロールに対応。
敵が防御、攻撃どちらに多彩なパターンを持っているかで決めると良い。マテリアル・フォース攻撃を切り替えてくる強力な敵の場合、ディフェンシブにしないと大ダメージをくらう。
◆オールラウンダーには誰でもなれる
使い勝手は前半は微妙です。後半キャラが強力になったら使えるはず。
こんな感じでしょうか。基本システムは同じなんだけど、前回の問題点を見て、相当練られてますね。そのぶん難しくなっているけど、効率の良いやり方を発見したときの快感は大きいです。
特に戦闘システムの絶妙なバランスがすごい。レベル低くても技少なくても、やり方によってどうとでもなってしまう。でもやり方がまずいとレベル足りててもあっという間に全滅するけど(笑)。
ちょっと複雑になりすぎの感があるけど、慣れてしまえばSLG好きならたまらん内容だと思いますよ。